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2018年08月23日01:35

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『猫と竜 猫の英雄と魔法学校』

シリーズ累計10万部を超す、アマラ 先生が贈る竜と猫そして人間が紡ぐファンタジー作品。
第3巻は“クロバネ”と共に行く王子、“シロタエ”に教えられる少女が遂に邂逅します。
(イラスト:大熊まい 先生)

http://tkj.jp/book/?cd=TD285508
http://konomanga.jp/manga/nekoryuu
https://ncode.syosetu.com/s5614b/


魔法学校に何とか理由をつけて“ガリー”を行かせようとする“シロタエ”の苦労に同情
しつつ、それが思わぬ形で実を結ぶことになるとは苦笑い。彼女のやる時はやる姿をぜひ
見てあげてください。王子もなかなか見所がある、というか一筋縄では行かなそうですが。

ハチの巣を退治しに行ったつもりがクマと戦う破目になる“ヤジュウロウ”たちの男気が
溢れる一面もいいですね。その顛末を任された“猫竜”も「母の日」に翻弄されるあたり
変わらないと言えば変わらない。“母猫”も満更ではないようで堪能しているのも何より。

老雄猫“ポムポラ”が寿命を悟り、その瞬間を迎えるまでを描くラストの「終の寝床」が
また実に印象的で。猫だからこそ、というかこの世界観だからこそ感じ取ることができる
死生観のようなものが切なさを呼び起こします。これだから読むのを辞められないのです。
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