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2018年08月03日17:46

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デュエル62

明日は田中太郎が滋賀に来る予定。つまりはデュエル小説を更新する必要がある。
と言うわけで2ヵ月ぶりに更新します。
因みに「太郎って言うのは滋賀県では○○君っていう意味だ」と彼には教えている。
ついでに「滋賀県ではマクドナルドを何と呼ぶのかね?」と聞いてきたから
「ああ・・・ナルドだ。」と答えてやった。
どちらも信じている田中太郎だった。


ずっと前の話なので前回の話をリンク
前回
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1966854635&owner_id=5259603


「招かれざる決闘者」その62


珠魔を蘇らせる儀式を行うため、不動遊星は未子が作りだしたコピー遊星とデュエルをしている。すべてが自分と同じ思考、しかもその能力値は本物よりも10%高い。それに伴ってコピー遊星が操るモンスター達も攻撃力・守備力が10%増しというとんでもなく厳しいデュエルを強いられていた。

「攻撃力も守備力も相手が10%上回る。しかも相手は俺自身。考えることも俺と同じはず。」

絶望的な状況に遊星は悩む。だが、遊星の答えは既に決まっていた。

「だが、俺は俺のデュエルを続けるのみ!俺のターン!」

遊星 LP3770 手札×4

「よし!俺は魔法カード『調律』を発動!ジャンク・シンクロンを手札に加える!」

調律の魔法カードがデッキからシンクロンチューナー1体を手札に加える、それと引き換えに加えたチューナーのレベル分のカードをデッキから墓地へ送る必要がある。

「そして、ジャンク・シンクロンのレベル分、3枚のカードをデッキから墓地へ送る!」
調律 ジャンク・シンクロン 手札へ
ボルト・ヘッジホッグ、チューニング・サポーター、レベル・スティーラー墓地へ

「ジャンク・シンクロンを召喚!!」

ジャンク・シンクロン 攻撃力 1300 ★3 通常召喚

「ジャンク・シンクロンの効果!墓地からチューニング・サポーターを特殊召喚する!」

チューニング・サポーター 守備力 100 ★1 墓地から特殊召喚

「自分の場にチューナーがいる時、墓地からボルト・ヘッジホッグを特殊召喚できる!」

ボルト・ヘッジホッグ 守備力 800 ★2 自身の効果で墓地から特殊召喚

「行くぞ!俺はレベル1チューニング・サポーターとレベル2ボルト・ヘッジホッグにレベル3ジャンク・シンクロンをチューニング!!」

ジャンク・シンクロンは光の輪となり2体のモンスターがそれをくぐっていく。

「星空を焦がす聖槍よ!魂を放ち世界を醒ませ!!シンクロ召喚!」

★1+★2+★3=★6

「出でよ!スターダスト・アサルト・ウォリアー!」

現れたのは星屑の力を持つ光輝く白い戦士。スターダスト・アサルト・ウォリアーだ。

スターダスト・アサルト・ウォリアー
戦士族・効果/シンクロ 風属性 ★6
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
「スターダスト・アサルト・ウォリアー」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):このカードがS召喚に成功した時、 自分フィールドに他のモンスターが存在しない場合に 自分の墓地の「ジャンク」モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターを特殊召喚する。 (2):このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、 その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える。
攻撃力 2100 守備力 1200

「スターダスト・アサルト・ウォリアーの効果!このカードがシンクロ召喚に成功した時、自分の場に他のモンスターがいない場合、墓地からジャンクモンスターを特殊召喚できる!俺が召喚するのはジャンク・シンクロン!!」
「ジャンク・シンクロンか。なるほどな。俺でもそうするな。」
「ふん。さすがは俺だ。さらにチューニング・サポーターの効果でカードを1枚ドローする!」
「墓地のレベル・スティーラーの効果!スターダスト・アサルト・ウォリアーのレベルを1下げ、このカードを特殊召喚する!」

スターダスト・アサルト・ウォリアー ★6→★5
レベル・スティーラー 守備力 600 ★1 墓地から特殊召喚

「やはり来るか。」
「行くぞ!レベル1レベル・スティーラーにレベル3ジャンク・シンクロンをチューニング!」

ジャンク・シンクロンは再び光の輪となり、レベル・スティーラーを包み込んでいく。

「集いし願いが新たに輝く星となる。光差す道となれ!シンクロ召喚!」

★1+★3=★4

「出でよ!アームズエイド!」

アームズエイド 攻撃力 1800 ★4 シンクロ召喚

「アームズエイドの効果!このカードを装備カードとしてスターダスト・アサルト・ウォリアーに装備する!!その攻撃力は1000ポイントアップする!!」

スターダスト・アサルト・ウォリアー 攻撃力 2100→3100

「バトル!スターダスト・アサルト・ウォリアーでジャンク・ウォリアーを攻撃!!」

これで攻撃力がコピー遊星のジャンク・ウォリアーの攻撃力2530を大きく上回った。だが、コピーの遊星はこの状況も完全に読みきっていた。

「罠発動!くず鉄のかかし!」

現れたくず鉄のかかしがスターダスト・アサルト・ウォリアーの攻撃を防ぐ。

「くっ。やはりくず鉄のかかしか。」
「そうだ。まあ分かっていて攻撃したんだろう。」
「俺だったらその状況でそれを仕掛けるからな。当然、お前も俺の状況なら攻撃しただろう。」
「その通りだ。」
「俺はカードを2枚伏せて、ターンエンド!」

遊星 LP3770 手札×1 伏せ×3

「俺のターン!」

コピー遊星 LP4000 手札×4

「俺は魔法カード『調律』を発動!ジャンク・シンクロンを手札に加え、デッキから3枚のカードを墓地へ送る」

調律 ジャンク・シンクロン 手札へ
ボルト・ヘッジホッグ、スピード・ウォリアー、レベル・スティーラー墓地へ

「くっ、やはり来るか。」

遊星と同じカードによる戦術。自分自身を相手にしている恐ろしさを改めて思い知る。しかもその戦闘力は本物よりも10%上回る。

「当然だ。俺はお前。お前は俺。考えることは同じと言うことだ。ジャンク・シンクロンを召喚!」

ジャンク・シンクロン 攻撃力 1300→1430 ★3 通常召喚

「ジャンク・シンクロンの効果で墓地のスピード・ウォリアーを特殊召喚!」

スピード・ウォリアー 守備力 400→440 ★2 墓地から特殊召喚

「さらに俺のフィールドにチューナーがいることで墓地からボルト・ヘッジホッグを特殊召喚!」

ボルト・ヘッジホッグ 守備力 800→880 ★2 墓地から特殊召喚

「そして、ジャンク・ウォリアーのレベルを1下げ、レベル・スティーラーを特殊召喚!」

ジャンク・ウォリアー ★5→★4
レベル・スティーラー 守備力 600→660 ★1 墓地から特殊召喚

「これは!?」

モンスターの大量展開によるこの戦術。遊星自身が何度も使う戦術であるため当然のごとく遊星はこの布陣の意味を即理解し、驚愕した。

「察しの通りだ。行くぞ!レベル1レベル・スティーラーとレベル2スピード・ウォリアー、ボルト・ヘッジホッグにレベル3ジャンク・シンクロンをチューニング!!」

ジャンク・シンクロンが光の輪となり3体のモンスターを包み込んでいく。

「集いし闘志が怒号の魔神を呼び覚ます。光さす道となれ!」

★1+★2+★2+★3=★8

「シンクロ召喚!粉砕せよ!ジャンク・デストロイヤー!!」

ジャンク・デストロイヤー 攻撃力 2600→2860 ★8

「ジャンク・デストロイヤーの効果!シンクロ召喚の素材となったチューナー以外のモンスターの数だけ相手フィールド上のカードを破壊する!タイダル・エナジー!!」

ジャンク・デストロイヤーが放つエネルギー波が遊星の3枚のカードを破壊するべく放たれた。だが、その瞬間、遊星は笑った。

「それを待っていた!!」
「何!?」
「俺ならば、この状況で必ずそいつを呼ぶことを考える。だから罠を張らせてもらった!」

遊星の言葉に今度はコピーの遊星が驚愕する。遊星が自分自身を相手に仕掛けていた罠がこれだ。

「罠カード『スターライト・ロード』発動!!自分の場のカードを2枚以上破壊する効果を無効にし、破壊する!!」
「さすがは俺だ。だが、それは俺も考えていた!」
「何!?」
「ジャンク・デストロイヤーを呼ぶことを見越してスターライト・ロードを仕掛ける。言ったはずだ。お前は俺。俺はお前。考えることは同じ。そしてお前より俺の方が読みは深い!カウンター罠『エンジェル・ガード』を発動!」

エンジェル・ガード カウンター罠
自分のカード効果を無効とするカードが発動した時に発動できる。その発動と効果を無効にし、破壊する。

「エンジェル・ガード。カード効果を無効にするカードを無効にするカードだ。これでスターライト・ロードの効果は無効!これで終わりだ!」

天使の力を得た遊星。やはりコピーの方が知力も本物の遊星を上回る。もはや遊星に勝ち目は無いと思われたが、それでもやはり遊星は笑っていた。

「それはどうかな?」
「何?」
「俺はスターライト・ロードを無効にしてくることも読んでいた。まさか同じカードを仕掛けているとは思わなかったが、俺もエンジェル・ガードを発動する!!」
「何だと!?」

同じカウンター罠の登場にコピーの遊星は心の底から驚いた。自分の方が知力が上と自負するコピー遊星が初めて本物の遊星に引けを取ってしまったからだ。

「天使の力を得た。それは俺も同じ。この辺りはコピーの俺には計算できなかったようだな。俺のエンジェル・ガードの効果でお前のエンジェル・ガードは無効!よって俺のスターライト・ロードが発動する!ジャンク・デストロイヤーを破壊しろ!!」

遊星 エンジェル・ガード カウンター罠 コピー遊星のエンジェル・ガード無効
スターライト・ロード 有効 ジャンク・デストロイヤー 破壊効果無効 破壊

「そしてこの効果に成功した時、スターダスト・ドラゴンをシンクロ召喚扱いで特殊召喚する!」

ジャンク・デストロイヤーを無効にしたスターライト・ロードは力を蓄え、それを一気に解き放つ。それはシンクロ召喚と同じエネルギーを持つ。

「集いし願いが新たに輝く星となる。光差す道となれ!」

★8

「シンクロ召喚!飛翔せよ!スターダスト・ドラゴン!!」

スターライト・ロード スターダスト・ドラゴン シンクロ召喚 攻撃力 2500

これで攻撃力3100のスターダスト・アサルト・ウォリアーに加えて攻撃力2500のスターダスト・ドラゴンが現れた。かなり追い詰められた状況だが、それでも最善の一手を打つべくコピー遊星は考える。

「くっ・・・ならば、スターダストだけでも破壊しておくべきか。ジャンク・ウォリアー!スターダスト・ドラゴンに攻撃!!スクラップ・フィスト!!」
「無駄だ!罠カード『くず鉄のかかし』!」

ジャンク・ウォリアーの攻撃がスターダスト・ドラゴンに届く前に現れたくず鉄のかかしによって防がれる。

「くっ!?」

ジャンク・ウォリアー 攻撃力 2530 攻撃
くず鉄のかかし 攻撃無効

「なかなかやるな。カードを2枚伏せてターンエンド。」

遊星がコピーを超えて戦術を仕掛けてくる。コピーは焦りを隠せなかった。

・・・・・

今日はここまで。
次回あたりに決着する予定です。
最近、テレビで5D’sやってるからとても嬉しい。
遊戯王では不動遊星が一番カッコ良い!もっと出ればいいのに
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