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2018年08月02日21:39

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「聖地巡礼」使うのやめようッと!

アニメ・漫画など作品舞台を巡る旅行の意味で、「聖地巡礼」が使われてから、時間が10年以上経つと思う。ただし、私が使い始めたのは、ここ2年ほど。「ラブライブ!サンシャインexclamation ×2」の放送開始された2016年7月から、沼津を訪れてから、ほぼ毎週のように通っていて、2018年7月31日の時点で、99回を数えてしまった。
「聖地巡礼」は、回数に関係なく、1回でも100回でも、同じ語を用いるのだ。本来の宗教施設であっても、オタクの用語として転用されても…
7月28日、長野県伊那市の飯田線「田切」駅前に、「究極超人あ〜る」ファン有志が、「アニメファン聖地巡礼発祥の碑」を建立し、除幕式が行われた。私は、異論がある以上、許せないと思う。その異論とは、
1、碑文が不適切
まず、その発祥となった契機の、アニメ名が記されていない。アニメ全体で、舞台巡りで旅行していたファンは、それ以前に居たにもかかわらず、あたかも「元祖」を主張することで、先人を蔑ろにしているかのようで疎かだ。
本来ならば、「アニメ究極超人あ〜る聖地巡礼発祥の碑」と彫るべきであろう。
1991年発表のオリジナルビデオアニメが契機であり、「聖地」の語を転用し、アニメの舞台になった場所の意味を付加した。その意味で広くオタクに普及するまでには、さらに時間がかかったのだが……「究極超人あ〜る」よりも、「言い出しっぺ」であったことを「誇りたい」のかな?かな⁇

2、石碑建立への疑問
ウィキペディア「巡礼(通俗)」の記事でも、「聖地」と「究極超人あ〜る」の説明があり、いわば「定説」となっている。
石碑は、それを補強する行為だと感じられる。
建立した発起人をはじめ、寄付した有志は、
異論に対して、反論するであろう。
この「石碑」を守り「主張」を通すために…

3、「聖地巡礼」語彙の不確かさ
言葉は、生き物であり、使い手によって、変化してゆく。アニメ「究極超人あ〜る」スタッフが、「聖地」を用いた当時と、2018年のオタクとでは、微妙に意味や用例が変化している。
「聖地」は、「メッカ」のように、広告では、盛んに用いられた煽り文句〜これが製作スタッフの意図で、「巡礼」は、ファンによる副次的効果。このランデブーが、用例に変化をもたらした最初の出来事かもしれない。現代では、
「アニメ聖地88箇所」に、特撮・漫画作品も含まれている。これも異論だらけだが(笑)

私は、「究極超人あ〜る」のファンではないが、とんでもないことをしてくれたと思う。

それを否定したいのと、「巡礼」の頻度が高い私には、その「聖地」という単語以外で、それを伝える「試み」を始めたい。

「聖地」は、やめて「(作品名)の(地名)巡り」
「巡礼」を使わず、「(地名・施設名)探訪」
頻度の高い場合は、「(地名・施設名)通い」
と、言い換える。

次回から、この単語を、使うことを表明します。


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