Reborn T-Ride 250F

毎日暑いですね〜 てか、熱いですの方が合ってるかな？

人間も機械も長く動いてると色々と不具合が出てきますよね〜
身体は５０歳までは大きな怪我や病気もなかったのですが、５０歳の時に狭心症で
カテーテル手術をし心臓にステントを埋め込み、その翌年に痔主様が暴れて
痛い目をして手術し、６０歳までは安泰だったのですが６１歳の今年は白内障で
両眼の手術をし、来月は左鼠径ヘルニアの手術の予定です。
若い頃は健康にだけは自信があったのですが、今現在は年齢には勝てずそれなりの
老人になって来てますわ〜
あと何年生きるかわからないですが、会社の健康保険と生命保険についてる医療保障
がある内に悪いところは治しておきたいものです。
特に最近の医療保障には先進医療保障があるので、昔のままで見直しをしないで
放っておくと先進医療を受けれなくて損をしますよ！
前にも日記にアップしましたが、白内障の手術の時に先進医療保障を利用できたので
諭吉さん100人くらい助かりました！
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1966157961&owner_id=19705971
以後、メガネ要らずの生活を送ってます。

で、今回は思い切ってバイクのリボーンを決行しました。
2009年の夏に購入した「スコルパ T-Ride250F」ヤマハのWR250Fのエンジンと
スコルパのトライアル車のフレームを合体させて乾燥重量96kgsでセローくらいの
車体でレースには向かないですが、山や林道を走るには最高に楽しいバイクです。
購入後２年くらいは調子が良かったのですが、その後いろいろと不具合が出てきて
悩まされ続けてました。
ハーネス関係が弱く冬になると途中で断線してエンジン止まったり、軽量化の為に
前後ホイールのハブベアリングが小さくてしょっちゅうベアリング交換したり
フロントブレーキのパッドが入手出来ずワンオフ作製したり…
数えればきりがなく、同時に修理代も嵩んでますわ〜
中でも一番困ったのはエンジンの始動性が悪くなってきて、一度かかってしまうと
どうもないのですが、最初の始動に問題があり始動するまで鬼キックしたり
車からブースターで繋いでセルを回し続けたり押しがけしたり
セルを回し続け過ぎてセルモーターが焼きつき交換しました。
と毎回大変な儀式を経ないとエンジンがかかりませんでした。
特に寒い冬場はエンジンかからず、乗れないことも多々ありました。
いい加減に乗換えも考えましたが、ほかにこれと言って食指を動かされるバイクが無く
また今までに注ぎ込んできた金額を考えると簡単に手離せ無くなってしまいました。
で、今回も乗換えも視野に入れて色々と悩んだ末、自分の年齢や体格も考えて
思い切ってエンジン腰上をリボーンする事にしました。

いつもの病院「ツルボ」に入院してシリンダーキット等はすぐに入荷したのですが、
バラしていくうちに不具合が色々と見つかり、結局都合１ヶ月ほどかかりました。
退院後は新車時の始動性に戻り、いま慣らし運転の最中です。
エンジンの始動性が悪かった原因は、バルブが突き上げてて圧縮ができてなかった
事が原因でした。
古いバルブは５本とも全て角に段がついてて、それが原因でガスが抜けて圧縮漏れ
してたようです。

他にもシムの交換やバルブの擦り合わせやいろいろと素人の私には理解不可能な
工程を経て最高の状態で手元に戻ってきました。


古いシリンダーとピストン

新しいシリンダーとピストンです。


治療代は諭吉が２３人ほど家出しましたわ〜
部品代金 ￥148795 と 工賃 ￥66500 消費税 \17223

部品代金内訳
シリンダーキット ￥98000
バルブ5本 \31550 ← チタンなので高いですわ〜
ラジエターホース \7400
その他諸々 \11845

工賃 ￥66500 の作業内容 ← 作業時間 約１０時間
エンジンシリンダー分解一式
シリンダーキット組込
シリンダーヘッドオーバーホール
インテークバルブ交換 ３本
エキゾーストバルブ交換２本
バルブステムシール交換 擦り合わせ
バルブクリアランス調整
シム交換
特にシム交換とクリアランス調整に手間がかかるようですねぇ〜
電子ノギス使ってミリ以下の単位の調整をしてはりましたわ〜
さすがプロのバイク屋は違うなって感心しました！

これであと１０年は乗りたいと思います！

おしまい