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2018年07月30日00:06

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『やがて恋するヴィヴィ・レイン6』

犬村小六 先生が贈る、恋と会戦の物語。第6巻はジュデッカに落ちた“ルカ”が世界の
秘密に触れると共に、“ファニア”が出会ったあの人物が物語を動かす展開を描きます。
(イラスト:岩崎美奈子 先生)

http://www.shogakukan.co.jp/books/detail/_isbn_9784094517453


ジュデッカ、グレイスランド、そしてエデン。3,000メートルの壁に隔てられた世界の謎。
“ルカ”が最下層に落とされたことでそれらが次々に明らかとなっていく話運び、そして
文字通り世界を股に掛ける運命の巡り具合には、彼らと同じく驚きの連続を禁じ得ません。

そして“ファニア”が先に出会った運命の人“ヴィヴィ・レイン”。“アナスタシア”が
彼女に仕掛けた迂遠な計画、“アステル”が生きてきた約7年間が無駄ではなかった、と
感じさせてくれる互いに手を差し伸べるあの場面、そして挿絵が強く強く印象に残ります。

少しずつステージを上げて辿り着いたオーバー・テクノロジー「ワールド・トリガー」。
その扱いに激論を交わす“ルカ”たちの様子がまたブレなくて、その裏側にある想いと
共に愛おしさがあふれます。引金の扱いを担った彼らの出した結論、その先を見届けます。
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