mixiユーザー(id:417253)

2018年07月26日15:17

231 view

長ければいいってもんじゃない

「耳嚢」の中に
ちょっとHだけれど哀しい話がありました
どっかで聞いたことがあるんですが・・
何故
あるのかわからねど・・・

とにかく、縄文晩期にはうちの町の縄文遺跡から石棒が
沢山出たのです


世の中の人々は
男性器に対して並々ならぬ気持ちを持っていたようです
他にも”男根信仰”の話が多々あります

信州にあったお話です

お百姓で召使いも使って
相応に暮らしていた夫婦がいました

亭主が用事があった出先で
急に雨に降られて難儀しておりましたら

一つの家が綺麗そうに建っていました
そこに30歳ほどの男性が煙草を吸いながら
あぐらをかいておりましたが

雨の難儀を話しているおりに
その男の衣類がしどけなくて
両膝の間からその男の男根が見えます

膝と同じくらいに見えて驚いたのですが
その男も困ったようにします

驚いた亭主は聞きます
「さて珍しい一物ですね、情交はどのように
されてるんですか?」と

「私はことのほか、この一物のせいで哀れなる身の上なのです」

と答えます

酒商いする家の息子であるが、
暮らし向きは相応で、妻を持とうと思ったがいかなることか
人並みで無い陰茎のせいで、生まれてこの方
情交を知らずに来ました。
金銀を費やし、配偶者を求めてきましたが
無くてむなしく時を過ごし、
せめて煩悩を晴らそうと

あれに繋いでいる馬を我妻と心得て
馬とやって、生きながら畜生道に落ちている,
哀しい身の上だと語ったのです


百姓の亭主は、家に帰って妻にこのことを語ります
妻は「どのくらいの物なの?たとえて言うなら」と聞きます

亭主は「おおよそ、あれくらいかなあ」と床に掛けていた
花生けを指しました。


さあ、翌日妻が居なくなりました

召使いに尋ねると
「奥様は、昨日床に掛けてある花生けを取って膝の上にあてて
何か考えておられました」と答えます


亭主は心当たりがあったので
先日の男の家に行きます

男が話すところでは、
亭主の妻は夜4時頃に
「腹が痛い、一夜の宿を貸してくれ」と言い

独り身だからと断りましたがしきりに腹痛を訴えるので
介抱してあげていたと

すると声を潜めて
「その陽物、抜群の事と聞いております、一目見せてくださいませ」と乞われたそうな

なにか気味が悪いけれど、怪しくは見えなかったので
出して見せたら

しきりに手でなで回し
驚き、悦び、狂乱のごとくになっていき

自分もなにやらモヤモヤしてきたので
「ご主人が居なければ、私と男女の交わりをしましょう」と尋ねたところ

「このような陽物、受け取れるとは思えませんが」と言いつつ

「大海にや、事もなく芙蓉の影を移し」(女性が男性を無事に受けたという意味)

「何卒、妻にしてください」と女は願ったそうな

男も初めてこのような人を手に入れたと悦んでいたのですが
女は朝早くから、まめまめしく働き
飼っている馬にもまぐさを食べさせようと言いまして

厨に行ってまぐさを食べさせようとしましたが

馬の方に思うところがあったのか
ただひとはねで女を押さえて喰い殺してしまった


「私は生涯の不具、出家しようと思います、裏に女を埋めました」と
涙ながらに語ったので、

ああこれは私の妻だと言いたかったのですが
「哀れな話です、わかりました」と分かれて去りました


このような哀しい話です
本当にあったのかしらと思いますが
みなさんどう思われますか?



1 14

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2018年07月>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    

最近の日記

もっと見る