mixiユーザー(id:1278851)

2018年06月26日15:48

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天才と凡人

映画「アマデウス」では作曲家サリエリが若いモーツアルトの出現で、その才能に嫉妬しまくり、モーツアルトの方もそれを自覚し、サリエリの曲をコケにしまくり、サリエリは悲嘆に暮れてモーツアルトに殺意を抱く、ってような筋だった。
これを観た人々はそのまま、天才モーツアルトと凡人サリエリ、ってことで納得しちゃうだろうけど、それはサリエリの失敗なのだ(映画の中の話として)。
だって、確かにモーツアルトは幼少期から音感もよくピアノも自在に弾き続けてきたわけで、音楽の組み立て方のノウハウ、装飾音で人を驚かせる技をわんさか体に仕込んでるわけだから、同様の表現で優劣をつけさせてかなうはずはないのだ。
サリエリはシンプルでぎこちなくても自分独自の音だけ追求すればいいんであって、それができたらもうモーツアルトとは別物の才能として誇りを持てばいいのだ。
ちなみに、私はバッハは大好きなのに、モーツアルトの装飾過多でお調子者が踊るような曲はあんまり好きじゃないんだけど、小さくかけて子守唄にするにはいいかも。
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