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2018年07月24日12:11

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さだまさし45周年記念コンサートツアーReborn生まれたてのさだまさしin前橋

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殺人的酷暑の群馬前橋、、さだまさしさんベイシア文化ホールのconcert行って来ました。
今年春、那須で見た「家族に乾杯」的茶の間のほのぼのムードとは打って変わって、ニューアルバムRebornを前面に出したこのツアーはアグレッシブ!外気温なんか滅却するほど、さださんの文学的音楽に心酔できました。
さだ工務店の基礎工事部アコースティックアンサンブルのクラシカルな演奏と、電気工事部アナーキーなサウンドに、ハリウッド特撮ロゴみたいな背景の照明が目に鮮やかで、さだワールドへと誘われます。クラッシックとポップスの汐境のいるような贅沢さ、高尚だけどすごく親しみやすいのです。
きっとさださんの哲学とユーモアが良い匙加減で融合してて、重厚なテーマ性と同等のエンタメ性を極められてるから、老若男女広い層に支持されてるのでしょう。
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以下ネタバレ注意!!

セットリスト。。他サイト参考にしました

1、大盛況 〜生まれたてのさだまさし〜
2、パスワード・シンドローム
3、Reborn 〜嘘つき〜
4、線香花火
6、指定席券
7、檸檬
8、私の履歴書2018夏
  精霊流し〜無縁坂〜秋桜〜案山子〜北の国から
9、片恋
10、桜ひとり
11、へたっぴ
12、黄金律
13、1989年渋滞ー故大屋順平に捧ぐー
14、天然石の化石
15、おんまつり
16、都会暮らしの小さな恋に与える狂詩曲

アンコール
17、虹〜ヒーロー〜
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〇さだだヒカル
私のいたところは高齢者が多い席で今日もまったりモードかなって思ったら、1曲目大音量のフュージョン?!え?え?何が始まったの?
あちこちアームライトがついて、黄色い声援が飛んでるし、スタンディングで踊ってるし@@;
しまったーーーー!乗り遅れたー!!
先にコンサートグッズ買っておくんだった〜って激しく後悔。私ってば、情報弱者〜(泣)。せっかくさださんと目が合ったーーーって思える良席だったのに。あ〜、さださん、私のためにこんな弾けたコンサートしてくれてるのにぃ〜(←違うから!)
ステージに近い席だとやっぱりテンションがあがるわ〜(ありがとうございます>Aさん
7月7日に川崎でニューアルバムは購入済みなので、予習はばっちりだーい!!実際今回知らない曲は1曲だけ、私もこれで結構さだマニアステイタス上がってきたぞー!と自惚れかけたけど、まだまだひよっこ。
テレビ見ない、生さださえも見逃す私には、なかなか追いつけない世界です。

でも前日の小田さんのライブでも思ったけども、率先してライブムードを作ってくれる常連さんの存在は心強いですね(o‘∀‘o)*:◦♪。
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くそぅ!仙台ではコンサートグッズ買いまくって、リベンジするぞーーー(バカ)
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〇大人買い
面白いグッズたくさんあるんですね。「あ、さだ飴」も欲しい。パンフも。
次回は、本当の<大人>は絶対しない「大人買い」するぞーーー!
この日買えなかったのは、駐車場事情でした。
月曜日群大病院に娘を連れてったついでに、ベイシアホールの駐車場下見に行ったら、警備のおじさんが当日駐車場はあるから大丈夫だというので、安心してたのよね。
そしたら当日かなり手前の路上で駐車場満車につき近隣駐車場利用するように案内板出てた@@;、ナビで一番ホールに近い有料駐車場に入れたら・・・スーパーの駐車場だったのよ。
条件が60分まで無料だけど、あとは1時間千円、1秒たりとも超過したら1000円だって。つまり181分で4000円だよね。
ぎりぎりに入庫して、ダッシュで出れば180分以内で3000円で行けると計算。
なので、帰りもゆっくり買えなかったのよね・・・・
って、グッズは大人買いはするくせに駐車場代けちるオタクの悲しいサガなのでした。

〇パスワードシンドローム・黄金律
川崎でさださん登場する前に歌詞カードで詞だけ読んでのですが、正直、想像力に広がりがなくなって来たのかなって。パスワード症候群、うん、よくあるある、これを恋愛に喩えてるんだよね、でも生活半径10メートル以内の目に見える日常をはるかに超越した長編小説を歌にした大作をさださんに期待してるんだけどな,
という印象だったのが、実際CDで聴いたら詩の世界の広がりが全然違ってて面白いなあって。
更にCD以上に生演奏は伝わってくる思いに深さが増します。
同様に「黄金律」も詞だけ読んだときは、少し尖ってるようなざらつきを感じましたが、曲に乗せたらさらりとしてて、実際ライブだと楽しい曲に印象が変遷していくのがわかって、3回食べるとはまる美味しさですね。
「黄金律」は「ある日の」問いに意味がわかんないな、とか、まだ消化しきれないところがある分、まだまだ味わえそうです。

〇おんまつり
名曲「まほろば」を彷彿させられます。あおによし奈良の都〜、古典文学の香りが、さだ音楽の魅力です。

〇檸檬
梶井基次郎の同名の短編小説「檸檬」
黄色い紡錘形に鬱屈が浄化されていく・・痛々しいほど耽美な感性が、思春期の留め絵のように思えたものです。高校の現国教科書で読んだ頃、ちょうどさださんの「檸檬」を聴いてました。
「丸善」はイメージできなかったけど、快速電車の赤、各駅停車の黄色、そしてスクランブル交差点、・・・ 「まるでこの街は青春達の姥捨て山みたいだという」
映画のワンシーンのように目に浮かぶ都会の雑踏、孤独、移ろいゆく青春。
イントロ聞いた瞬間、あの頃感じた哀切が蘇って来て、涙がこぼれました。
大学の頃、ギター1本で文学科の友人たちとよく歌った思い出も蘇ってきます。
みんなさださんが好きで、私たちの共通語だったのよね。
みんな世界遺産、「隠れまさしたん」だったかも。「笑っていいとも」が始まったあたりから、かな、私達は女子大生ブームとは無縁の地味な学生だったのよ。
私はアニメとさださんが好きで、卓球やってたので、ネクラ蔑称とされる人種そのものだったから、隠れてました。
さださんを「 暗い、マザコン、女性蔑視、右翼 」と 批判した大人達は確かにいたよね。今思うと、さださんの才能への恐れではないかな。小田さんが映画作ったら酷い批評受けたとあったけど、生意気で小賢しい青二才に自分たちの存在意義を脅かされてる、みたいな。
でもそういう人は、もう出てこないと思う(笑)

〇案山子
中学1年の息子を、長崎から東京へ一人送り出した親は偉い とさださん。
普通の家庭の発想ではないですよね。
案山子の「金たのむ」の一言だけでいい、という歌詞は私は正直ひっかかります。実際、親にたかる親族よく見たので(笑
そしたら去年だったか、ラジオでこの曲流したあと、教育評論家が「金頼む」の歌詞を取り上げ、子供にお金ではなく、愛を与えましょうみたいな解説してました(爆)
でも本来、反抗期である10代を親元離れて過ごしたさださん、或る意味早熟だったんでしょうね。両親の期待、愛情、家族の絆が離れているから、よく見えていたのでしょう。、
昔、聞いたエピソード、さださんの夕飯がごはんと冷ややっこだけだったのを見た同級生が、その「白さ」が印象深かったって話とか、10円玉で長崎に公衆電話で「カネカネカネ」3回連呼してブーっと切れたとか・・・
その背景を知っていると、「案山子」や「親父の一番長い日」の情景が違って見える気がしています。。

〇天然色の化石
争いと破壊と差別の人類史
人間は、愚かしく、はかない。
けれどちっぽけなこの一つの人生において、
愛する者の幸福を願う、この愛だけは確かな真実だ。

恐竜の皮膚の色が単調であることへの疑念から、壮大なテーマに向かうこの曲。
最初は何気ない日常の一コマから、やがて人間とは何かという問いに煩悶し、この世でもっともかけがえない答えにたどり着く情動が絶唱から伝わって来て、感動でした。
さださんは現代日本文学を代表する作家であり音楽家であり、そしてシンガーなのですね(^^)。

〇桜ひとり
「褒められることを期待するから苦悩する。」
花は褒められるために咲くわけじゃない、生きるために咲くのだ。
と語るさださん。
なるほど〜。そうですよね。
「褒められもせず苦にもされず」 雨にも負けず、酷暑に負けないデクノボー、そういうものに私もなりたいです。
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長崎、行きたいです。奈良にも行きたいです。
聖橋から檸檬も投げたいです。
若い頃やりたくてもできなかったライブ追っかけと聖地訪探。
やっと出来るかな。

その前に映画感想2つ、小田ライブ感想書け→自分
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