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2018年07月04日13:10

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物価上昇が目的化されたような

■「物価上昇2%、簡単には達成困難」 日銀雨宮副総裁
(朝日新聞デジタル - 06月27日 12:27)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5174248

今朝のモーサテ、とにかく物価を上げること自体が至上の目的であるかのような口調で、ゲストのエコノミストは熱く話してるが、悪いがその姿はかなり滑稽に見えた。

インフレターゲットを定め貨幣供給を増やしても、もはや駆け込み需要も起こらなければ、企業が先行設備投資に走ることもなかろう。つまりインフレ期待は生じない。
民間に金が余れば投資に向かう、という、かつての当たり前の教科書的考えは捨てた方がいいのかもしれない。
というか、古き経済学の教科書はもう役に立たないばかりか害悪でさえあるように見えて仕方がない。
このインフレターゲットに固執する姿は、竹中平蔵氏の妄執の亡霊のようだ。

一方、「構造改革」もその平蔵氏が暴れ回った小泉政権下からの御題目だったが、確かにアベノミクス第三の矢である先進技術のイノベーションと、もっと大きな枠からの経済構造の改変でしか、デフレスパイラルの流れを止められないように思っている。

「構造改革?規制緩和?ずっとやっているじゃないか」
まあ、そうなのだろう。
だから、庶民に実感がないと言われながらも、そこそこの景気は維持できているのかもしれない。
その構造改革が第一義。
インフレターゲットを平行して進めるのは、銀行収益にテコ入れする観点からも反対しないが、効果のほどからすれば、枝葉の政策のひとつ程度に心得ておいた方が宜しかろうと思う。

冒頭、モーサテのゲストエコノミストも、いつもの賢しらげなキャスターも「物価上昇率が2%に遠く及ばない」ことを何より一大事のように深く眉根を寄せていたもんだから、つい。

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