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2018年06月18日18:57

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音とは見るものだったか?

昨日、ママンとライブハウスのイベントに参加した。
和楽器バンドのコピーバンドが出るってのと、以前カウンターにお邪魔したときに話が合って盛り上がった方がステージに立つというので。

そんで、最前列に陣取って大迫力を楽しんだ。

ひと腰ついて、ドリンク飲みつつママンが言うには。
『あんた、音楽ってのは全部の音のハーモニーなんだから、分析しないで聞いてあげなさいよ。排除した音がかわいそうでしょ。あと、ちゃんと耳で聞きなさい。もったいない』

何を言うてるのか、さっぱり判らなかった。
耳が聞こえる人間であるなら、音と言うのは基本的に耳で聞くものではないのか?

腑に落ちん。

そんな思いがあからさまに顔に出ていたのだろう。ママンがひとつひとつ説明を始めた。

・曲が始まって間もなくの間は、ちゃんと正面を向いて全部の音を聞いている。
・一分たたないうちに、構成パートのそれぞれの音を個別に探し始める。
(そのとき必ず、右に大きく首をかしげて聞いている)
・集中して聞きたい音が見つかったら、今度は逆に左側に首をかしげる。
(音を見失ったらまた、右に首をかしげて音を探す。以下繰り返し)
・音に得心行くと、今度は左に首をかしげたまま、悪い意味で目を細めて奏者の手元を凝視する。
(特定の発生元から出る音を『見て』いるということらしい)

『あなたね。楽しみ方は自由だけど、それじゃあ後からどんな曲だったか思い出せないでしょ。さっきのバンドで覚えてること何?』

……ベース。

『ほかには?』

……うーん。

『ほらね? あなたには変な癖がついたね……。悪いとは言わないけど』

ピアノの先生との相性がよくなかったからねえ、と半分ため息をつくマーマ。

うーんうーん。ごめんよ。いまひとつ自分じゃよく判らない。
けど、そばにいると凄くよく判るそうだ。
自分的には凄く楽しかったんだけどなー。
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