mixiユーザー(id:4992209)

2018年06月19日19:06

138 view

味の素工場見学

本日味の素の川崎工場へ見学に行って来ました。

最寄り駅が京急大師線「鈴木町駅」なのですが、この駅名は味の素の創業者の鈴木三郎助から取ったとの事です。昔は工場内に引き込み線があり鉄道での輸送も行っていたそうです。現在ではなくなっています。
駅から徒歩1分と言う案内でしたが、駅を降りると目の前が味の素の工場です。味の素の関係者以外降りないのではと思ってしまうほど工場の敷地面積は大きかったです。
京急大師線上の4駅分の広さがあり、敷地面積は10万坪。東京ドーム8個分になります。
見学したのはビル1棟だけですが、これだけ広いと他は何をしているのかの予想も付きません。また工場内の道路には国道〇号線のような表示までありました。こうでもしないと迷う人がいるんでしょうね。

見学コースは味の素コース、ほんだしコース、Cook Doコースと3種類あるのですが、私が見学してきたのは、ほんだしコースです。

最初は見学ではお馴染みの映像を見ました。内容は味の素の会社がどうとか言うのではなく、うまみ成分とは何かと言う説明でした。10分程度の映像でしたが、シアターが凄かったです。正方形の部屋なのですが前後左右4面に映像がでます。しかも同じ映像ではなく、凄い横長の映像で部屋内をぐるっと1周取り囲む感じです。これは迫力がありました。しかも風が吹く部分では送風もされました。

映像が見終わった後は工場に移動です。先にも書きましたが敷地が滅茶苦茶広いのでバスに乗っての移動です。移動中も看板で味の素の歴史が分かるようになっていたりと工夫がされていました。

ほんだしを作っている工場ですが、ビル1棟まるごとほんだしだけを作る工場です。工場というか本当にビル1棟丸ごとです。
ビルは7階建てでしたが、原材料の鰹節を最上階に持込み、加工が進むごとに下の階に下りてくる仕組みになっていました。見学で見れたのは5階と2階部分だけでしたが、工場内の見学通路も完全に見学用に作られていて、かなり凝った造りになっていました。

見学できた工場内は完全にオートメーション化されている感じです。原材料の鰹節を機械に入れてしまえばパーッケージして箱詰め、段ボール詰めまで機械で行えてしまえます。完全にほんだしの為だけに作られたビルになっていました。作業者はビルの規模からするとかなり少ない感じです。

見学ではipadを全員に貸し出して、目では見えない工場内の工程が見えるようになっていました。これは分かりやすかったですが、ipadを貸し出してしまう工場は初めてでした。

鰹節削り体験もありました。カンナのような削り器で昔は各家庭で鰹節を削って「だし」を取っていましたと説明を受けましたが、私の小さい頃はまだこうして削っていました。これが子供の頃の手伝いだったので毎日やらされていました。若い人はやったことがないので上手く削れていませんでしたね。そりゃ見るのも初めてでしょうから。

工場から戻ってくると、ちょっとした食べ比べがありました。最初はみそ湯(味噌をお湯で溶いただけ)の物を飲み、それに味の素を加えると味がどのくらい変わるかと言う物。私は普段味の素を使いませんが、素人でも分かるくらい変わるものなのですね。
あと味の素には賞味期限がないそうです。言われるまで気が付きませんでした。
次にご飯にほんだしを入れて炊いたご飯を食べました。こちらもほんだしを入れるだけで結構カツオの風味も感じる物でした。

ここでお土産をもらって見学は終了となりました。

余談ですが、見学は3コースあると書きましたが、コースごとに渡されるパスのストラップの色も3色あり、案内するお姉さんの制服のスカーフや襟の色もそれに合わせて3色ありました。これで間違えている人がいないか確認を取っているそうですが、これに関してもここまでやっている工場も初めてみました。案内役の人も案内専門でやっている感じです。

全体を通してかなり洗練されていると感じた見学でした。
3 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2018年06月>
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

最近の日記

もっと見る