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2018年03月26日01:36

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呪文の一つも 唱えたなら わたしのペースになる

ちちんぷいぷい、バルス……一度は唱えたことのある呪文
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=134&from=diary&id=5040415

みなさまどうもご無沙汰しております。
日記がすっかりおなじみでなくなった不肖ねこると.45、どーにかこーにか生きております。

今回意を決してパソ前に座ったのはほかでもない
いや、久しぶりに面白そうなネタを拾ったからなんですが
いいネタ拾ったと思ったら昨日のニュースというあたりがまったくもって
にんともかんともごにょごにょごにょごにょ

まぁいいや、
とりあえず今回のお題は
『果たして”寿限無、寿限無 五劫の擦り切れ 海砂利水魚の水行末 雲来末 風来末 食う寝る処に住む処 藪ら柑子の藪柑子パイポ パイポ パイポのシューリンガン シューリンガンのグーリンダイ グーリンダイのポンポコピーのポンポコナーの長久命の長助”は呪文なのか?』

……しんどかったのでwikipediaより引用したことをここに白状する

まぁある意味子供の幸福を願う呪文と言えんこともないか
夢枕先生の陰陽師でも阿部さんが
「最も力ある呪(しゅ)は名前である」
というようなことを仰っておられましたし

まぁ、少なくとも
昔 話 で は な い と 思 う

お題終了。



……いや、実際はそんなことどうでもよくて←
僕が本当にしたかったのは
呪文というのは創作上なんとも心躍る演出であるなというお話で

文化的なとこを見ていくと
多分呪文は詩だったんだと思うんですよね
ヨーロッパ圏だと韻まで踏んでいたりして

ちなみにかの有名なアブラカダブラは

A B R A C A D A B R A
A B R A C A D A B R
A B R A C A D A B
A B R A C A D A
A B R A C A D
A B R A C A
A B R A C
A B R A
A B R
A B
A

もともとはこういう形のお守りだそうです
本来は逆三角形に文字が並ばねばならんのですが
あえてそうしていないのは
不用意に呪力が発動せぬよう工夫した結果です
嘘ですPCのせいです
言葉の意味はいくつか解釈があるようですが
護符の形、また病気平癒のまじないだったという点から
「この言葉のようにいなくなれ」
という説をねこるとは支持してます

東洋では詩の形でもあり
呼びかける形式が多いのかな

臨兵闘者皆陣列在前
は詩スタイルですが
急急如律令
は命令形ですな

日本のオリジンと思しきモノを見ると

ひふみよいつむなやここのたり、とくさのかんだから、ふるべ、ゆらゆらとふるべ

神器である十種の神宝を振り動かして死者を呼び戻すさいの呪文なんですが、
ここに「ゆらゆら」という擬音語がすでに使われているあたり

いやぁ、日本語って本当に面白いですね(CV:水野晴郎)

創作系を見ていくと

エロイムエッサイムエロイムエッサイムわれは求めうったえたり
とか
アブドルダムラルオムニスノムニスベルエスホリマク
われとともに来たりわれとともにほろぶべし
とか
どっちかというと音の羅列+意味のある文章というのが個人的には好きですね

マハリクマハリタヤンバラヤンヤンヤン
とか
テクマクマヤコンテクマクマヤコン
とか
ピーリカピリララポポリナペーペルトー
とか
音の羅列的な呪文は女の子向けの創作物に多いような希ガスですはい

起源をどんどん遡っていくと
どっちが古いんだろう
古典的な魔法使いは指とか杖をくるくる回してえいっ!
とかで魔法発動させてたイメージ
昔の人は凄かった
アメリカには鼻をヒクヒク動かすことで魔法を発動させる魔女とかもいたようですし
やっぱアメリカはおそろしかとこばい

むかしコクーン・ワールドというTRPG由来のラノベがありまして
その世界の精霊魔法は凡人が聞くと衣擦れの音に聞こえるくらいの早口で詠唱する設定で
作中の神官は精霊に敬意を払い威厳を持ってこの魔法を使うんですが
実際には精霊語で彼らを罵倒しこき使う言葉を吐いている(術者は意味を知らない)というもの
こういう設定をみるにつけ
友野祥先生は
めんどくさい系の天才というか
天才肌の変態というか
褒めてはないですが尊敬はしてますですハイ

閑話休題。

こういった例えば展開をすすめるための演出という意味では
物語を一気に終わりに導く究極の言葉であるところの
みんな大好きあの三文字の滅びの呪文があるわけですが
世界を相手に巻き起こした不可逆の大冒険を
この

バ ル ス 

の一言に収束させるこの巧みさというのは
大変勉強になるところではある


あるいは攻撃の一手段、武器としての用法から
最強の切り札、必殺技としての呪文という用法を確立したという点において


黄昏よりも昏きもの 血の流れより紅きもの
時の流れに埋もれし 偉大な汝の名において
我ここに闇に誓わん 我等が前に立ち塞がりし すべての愚かなるものに 
我と汝が力もて 等しく滅びを与えんことを!

『ドラグ・スレイィィィィィヴッ!!』

……の功績というのはその威力以上に甚大だったと思うのですよね
これが全ての始まりかどうか定かではないが
最も初期に成功した例の一つであると言えると思う
直系はオーフェンあたりか?

この詩的な詠唱といい
最後の絶叫といい
竜破斬(ドラグ・スレイヴ)という表記といい
中二心をくすぐるどころか第七天国まで吹っ飛ばす
日本の創作史上に残る傑作である(贔屓目80%含有)

あかほり先生は偉大であった
林原姉さんも偉大であった
懐古厨スイッチON

というか
最近の創作事情にめっきり疎いので
魔法体系という視点から
こんにちの流行り廃りを云々することが
恥ずかしながら出来んのですが
なんかあります?
最近「おっ」てなった魔法の呪文
あ、ネタは別にいいです
いや、ちょっと聞いてみたいかも

久しぶりにこういう日記書くと止まらなくなって大変だよ
最後までお付き合い頂いた方
本当に本当にありがとう


アレイアード!


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