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2018年06月04日22:52

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決起(きっと8年越し)

分岐

分岐点って幾らでも存在して、誰もがソレと感じる事のないまま自然と選んで進んでいる。
とてもじゃないけど数え切れる訳のない分岐点を沢山通過して、きっと望む結果に向かっていた。

個人的に考えても長過ぎた停滞時間。まるまる時間を無駄にしていた。人生で何度も考えた再スタートを実践しようと、ぼんやり考えていた数年後の今、こうやってミクシィに帰ってきてみた。
目的は分散したシナリオの回収。

良い癖なのか悪い癖なのか、単にコピーすればよい文面にわざわざ目を通す俺。見直しのないままの投稿であったが、…それにしても誤字脱字が多過ぎたな。読み手も大変だったろうに。

先が読めた牛丼屋の結末は結局、当時の俺の考えの全てを射止めていたな。柔軟性に乏しい大企業の欠点が浮き彫りになっていた真っ最中の勤務だったから、まあ、時間の問題だったなぁ、と考えればそれまでか。『ブラック企業』という言葉が誕生する寸前だったっけ。宗教染みた会社理念の辿る道筋はどこも大して変わらない。そもそも安易に値段なんて変動させるものじゃない。結果が丸見えで、収穫が無い。
仲間を大切に出来ない企業がどうして客を大切に出来るものか。
面倒な管理を押しつける上司がどうして部下に信頼されようか。
足し算引き算よりも簡単な問題を『売り上げ』の一言で見失っている。だから仕事の楽しみ方を忘れてしまう。だからみんな逃げ出してしまう。
俺が存続できた結末だとしても、俺は全てを守れない。でも、俺が存続できたなら、俺が顔を出す店舗くらいは活性化できただろう。

俺は仕事が出来るわけではない。でも、仲間は体を張って守る事が出来た。
そんな仲間に俺は恵まれていた。俺の知らない所、居ない所で仲間は尽くしてくれていた。関係者が口にしなくとも、関係者を知る者が俺に伝えてくれた。時間帯の異なる人物、他店舗の応援者、顔なじみのお客さん…。

それでも『要らない』と言われたから、それも仕方が無い話となったわけだが。
必要とされなかった理由はあの頃から分かっていた。
どれだけ有能な上司であっても、そこは人間。…と、いったところか。過去、俺も何度となく考えた恐怖。気持ちが判らないでもない。立ち向かう気力のなかった彼らはそれを拒んだだけの話だ。

過去の日記を眺めていると、みんなが輝いていた。
そういう俺も珍しく輝いて見えていて、それがずっと続いていたみたいだ。
何度も泣いた。いや、悲しいや嬉しいといった感情の末に泣くのではなく、何だろう、別に泣く場面でも何でもないのに、頻繁に涙がこぼれていた。
嬉しい、楽しい、全ての懐かしさ。
文面に目を通せば『あの頃』が簡単に蘇る。あの姿、あの声、あの行動。
呼び、呼ばれ、考え、答え、小さな問題は確かにあったが、それとは比較にならない楽しさが前向きにさせていた。
全部が輝いていた時間帯だ。

気が付けばあれから8年…。
頭の片隅で気にしていたミクシィだが、なかなか開く勇気の湧かなかった毎日を繰り返した結果となった月日が8年だ。
いまさら更新に気付く仲間は居ないに等しいのだろうが、果たして…?

過去の日記を読み直し、その文章をワードに移すだけの作業であっても、我ながら時間が必要な量だ。
少なくはない過去に触れると今現在のみんなが気になるものであるが、連絡手段は既に失われており、再会は難しい。
それ以前に8年という時間の壁は、きっとみんなに様々な経験を与え、きっと過去とは異なる今を進んでいる筈である。
当時から社会人、当時は学生。
決定的な立場の違い。あの頃から大して変わらない自分と、激変した筈のみんなの今現在…。
みんなに会いたい。でも会うのが怖い。どうして俺は先に生まれたのか…なんて、嘆いても仕方が無い事実に対し、なんとも神妙な気持ちになるあの頃からの自分。
でも、いつ振り返ってもかけがえのない出逢い、残酷な別れ。
こんな思いをいつまで続ければ良いのだろう?
時間は残酷だ。あまりにも残酷だ。

想い出のあの頃が、あの頃の仲間が一斉に振り返る。至福のイメージ。でも、確かに存在した過去。
こんな思いのまま人生が終わると云うなら、どれだけ俺は幸福に埋もれて死ねる事だろうか。

運命の分岐点。
俺は、生まれた時代を間違えたばかりにその分岐点に立つ事も許されなかった一人なのかもしれない。

仲間内の誰もが読む事のないミクシィ日記。
自分の思い出探しではないが、一人一人に再会するイメージで今後書き記したい。

恐らくは最後の日記。
少なくとも、ミクシィに記す、最後の思い出制作。
過去の表現で言うところの『メモリアル』。
それぞれの人に何を書くのか判らない。でも、過去から俺が両手に抱えた素直な願い。恐らく目を通される事が無い、心からの願い。
それらを書き上げ、コピーした時点で、俺のミクシィは、俺の牛丼屋生活は完結する気がする…。

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