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2018年04月17日23:53

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この自衛官を擁護する人、避難する人、どちらも

■民進・小西氏に「国民の敵」=自衛官罵声、統幕長が陳謝
(時事通信社 - 04月17日 16:00)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=5074593

まず、いきなり道路上で通りがかった人を面前で罵るなど、不穏当であり、そこは非難されて然るべきと考えます。
ただ、報道をみる限りでは、この自衛官の行動は、あくまでも勤務時間外の、個人としての行動であるようです。その意味では、幕僚長が責任を負うようなものなのかと感じます。
一方で、国家公務員は「政治的行為」が規制されている現状も確かです。

この自衛官を擁護する人は、是非とも、古くは猿払事件、最近では社会保険庁職員や厚労省職員の政党機関誌配布事件を確認していただきたいです。
いずれも、国家公務員が勤務時間外に野党の政党機関誌配布という政治的行為をして立件されたもので、ある意味今回の自衛官が自身の政治的価値に基づいて行動したという意味で、共通しているように思いますが、どう思われるでしょうか。
もしかして、これら3事件の公務員は処分されて当然と考えながら、でもこの自衛官は擁護する、なんて一貫しない主張になっていないでしょうか。

逆に、この自衛官はけしからんと、防衛省の責任を問おうとする人にも、やはり上記の事件と比較していただきたい。
もしかして、3事件については、公務員だからと勤務時間外の行為まで縛るのはおかしいと考えながら、この自衛官が勤務時間外に自己の政治的意見を表明するのはけしからんとか、やはり一貫しない主張になっていないでしょうか。

確かに自衛隊は武力を預かる「暴力装置」であり、国民の代表による統制に服させる必要が有るでしょう。
でもその一方で、自衛官もまた、勤務を離れれば一国民であることも確かです。その意味で、同じ国民としての権利をどう考えるかも重要と考えます。

本件が皮肉にも、野党側が「公務員の政治的行為の規制を強める主張をする」結果にならないことを祈ります。
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