( ﾟДﾟ)y─┛~~ GW、ニコニコ動画で、大人になった今だからこそもう一度観たい2000年代アニメ作品、『涼宮ハルヒの憂鬱（2009年放送版）』、『とらドラ！』を全話無料で配信キャンペーンが開かれた。
一通りアニメを見終わったあと、自分の心の中に感動をしまい込もうとした時…
考えなくても良いはずの不安感が複数、襲ってきた。
『１０年…』
アニメの感想を掲示板でチェックしてみようとリンクを飛んでみた先には、
過去のコメントに対する現在のコメントがいくつか書かれている。
『今のご時世でこのアニメ流してたら、荒れただろうな』
『今見返しても、涙が出てくる。やっぱり名作だったよな』
( ; ﾟДﾟ)…そうか。
10年間という、時間的ギャップや、精神的なギャップが生じているのだ。
いま目の前で見ていた映像は、単一的なものではなくなっていた。
�―蕕瓩童�た人
��10年後、改めて見て面白かった人
��10年前の作品である事にショックを感じた人。
『今の若い人たちが、この作品を見たら、何を思うのだろう？』
『10年前の自分に見せてあげたかった作品だった』
『もう、学生時代には戻れないんだよな…』
『男女の好きという恋心が、この頃は熱く感じていただろうか』
( ﾟДﾟ)y─┛~~ 『年代…辛い』で検索をしてみる。
表示された結果の中から、近い物を探す。そこにはこう書かれていた。
中年の危機とは、中年期特有の心理的危機、また中高年が陥る鬱病や不安障害のことをいう。ミッドライフ・クライシス（Midlife crisis）の訳語であり、ミドルエイジ・クライシス（Middle age crisis）とも表記される。
1970年代より発達心理学では、中年期を大多数の大人が経験する人生の一つの段階として研究が進められ、臨床心理学などを含めて「中年期危機」という用語が用いられるようになった。
中年の危機は30代後半から40代にかけての中年の入り口で体験される他、現役引退期にも訪れやすい。
( ´ー`)．．．簡単に言えば『気持ちは若いはずなのに、時々自覚してしまう年代差』
他人の年齢差には、あまり執着がなくても、自分自身の内部時間は絶対的な蓄積があるので、10年〜20年前や、これから先の人生を考えたりする事で幻滅したりする症状。
中年が思い煩う時期という意味から、青年の思春期になぞらえて、第二の思春期、または思秋期（ししゅうき）などとも呼ばれることがある。
男性で42歳、女性で33歳、37歳の厄年をこうした心理的危機が起こりがちな時期と捉え、両者を結び付けて論じられる事がしばしばある。( ･∀･)つ〃∩ ﾍｪｰﾍｪｰﾍｪｰﾍｪｰﾍｪｰ
【以下、個人的に考えたミッドライフ・クライシスの脳内整理やヒント】
『…10年前に見ていたはずの映像をかなり忘れている。もちろん、ハッキリ覚えていたら見返すことのなかった作品だが、こうやって色々な名作が思い出せなくなる事って、老化現象の始まりなのかもしれないよね。忘れられたことで、改めて感動を味わえるっていう、ラッキーな部分も否定できないけど。』
『10年前なら主人公になりきって、自分が学生の世界に溶け込んでアニメの主人公たちと同じ目線で物語を体感していたと思う。10年後は…20年後は…学園物のドタバタ劇をほんの少し、冷静な目で観察している自分がいる。男女が接近してても、すぐに顔を赤らめるような反応が薄くなっていく。バトルシーンではまだ興奮できるのにね。』
『さらにもう一歩引いて、10年経ったいま、この名作の続編は作られていない事を知る。続きが見たくても、永遠に叶わないのだ。10年前なら、第2期がいつか出るはずだと期待も出来ただろうに。残念だったね。この物語のブームは、そこで終わったんだよ』
『10年経った今も、アニメを見ているし、多分10年後も…死ぬまでアニメを見ているかもしれない。あと何作品、名作に出会えるチャンスがあるだろうか。もしかすると自分の感性が老朽化して【名作を名作だと感じられなくなる】かもしれないし、【昔の作品は良かったな…】と、最新作のノリに付いていけなくなって閉塞感に悩まされているかもしれない。そんな自分に、10年前のアニメが今でも面白かった事を伝えてあげたい。』
『オッサンが活躍するアニメが増えるかもしれない。アメリカのヒーロー物は、中年の主人公が多いと聞く。日本のアニメは中学生・高校生ばかりがメインなので、視聴者のターゲット層は全体的に中高年化しているのだから、主人公が格好いいオッサンや魅力的なミセスが活躍するのもアリな気がしてきた。ルパンは幅広い世代にウケていると思うが。』
『ニコニコ動画みたいにコメントが残るようになってから、ずいぶん経つ訳だが…コメント表示のフィルタリングに【年代別表示】が追加されると助かる。できるだけ自分の感性に近い年代のコメントが見たい人がいるはずだ。Twitterも意外と年代差の熱量の違いが炎上の元だったりするのかも。10−20代のコメントは表示しない、とか設定出来たら(逆に若い人が30代以上のコメント非表示とかも必要だろう)住み分けできれば、精神衛生上良くなるかも。』
『10年も経つと当時の声優さんが亡くなってる…原作者が亡くなっているなど、哀愁を感じさせる出来事がある。当時は輝かしかった人たちも、10年後には見る影も無かったりする。永遠のアイドルは存在しない。その後忘れられても、その現場や作品を、その時代に作り上げたという事実だけは確かだ。惜しみない拍手を送ろう。』
『10年前の自分と10年後の自分を比較したくなる時。10年前に戻って取り返したいものが在るのかも。消してしまいたい過ちが10年の間にあったかもしれない。自分はまだ若いと感じたい、また若さを取り戻したいという思いが強かったりする。…それらと引き換えに、10年間の経験値が溜まっている事に自信を持つべきだろう。何もせずにぼんやりと10年過ごした訳じゃないだろう？良くも悪くも、世界中の皆と同時に生きていたんだから。エンドレスなアニメ世界に閉じ込められている住人(主人公たち)に比べれば、開放的で自由な選択肢に囲まれて生きているリアル世界の10年間は、常に進歩し続けている。心配しなくていい。待っているだけで次々と新しいものが運ばれてくる世界だ。』
『若い世代の時に、年配者には理解してもらえないだろうなと思ってた事がある。10年後に何が変わったかと言えば、自分より若い感性が、自分の理解者として10年の人数分増えたんじゃないかな。きっと年下からは理解してもらえないって悩んでいるだろうけど。もっとたくさんの人の声をメモ書きにして残しておいて欲しい。タイムカプセルみたいに必要になった年代が、誰かの書いたメモを拾い上げてくれると信じて。』
( ´ー`)ﾌｩｰ．．．言葉に整理して吐き出しつくしたら、多少落ち着いてきた気がする。
アルバム写真を懐かしむぐらいの出来事だったかもしれない。
いつまでも感傷に浸っていても仕方ないので、ブラウザを閉じて次に進もう。
さてはて。今から10年後に、今とは違った自分が、何を考え、何を悩んでいるか…
今から気にしても分からない。死んでるかもしれないし。
名作を振り返るキャンペーンは、これからも定期的に出てくるだろうから
思春期ならぬ、思秋期ならではの『心の痛み』みたいなものを大切にしなきゃね。
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