mixiユーザー(id:2039217)

2018年04月30日03:03

72 view

2度目のDIYリフォームについて

芝居の大道具作りからなので、私のDIY歴も20年以上になります。
ネットが普及したことでDIYの世界も大きく変わりましたが、その事を覚書程度に記しておきます。

住宅設備(キッチンカウンターとか水栓、コンロ等)をどうこうする場合、今でも一般的には工務店に設備の購入と設置をセットで依頼すると思います。

私は9年前に一度、購入したマンションのキッチンリフォームを工務店に依頼しつつ一部DIYしました。
いわゆるハーフビルドというやつです。

↓当時の日記
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1515672614&owner_id=2039217

しかし最初からハーフビルドにするつもりではありませんでした。
最初は普通に全部依頼するつもりで、不動産屋から工務店を紹介してもらっています。しかしこの工務店があまりに顧客不在の対応を繰り返すため、「もういい、自分で作る!」となり、一部だけ別の工務店に手伝ってもらうことになりました。
当時の日記でも書いていますが、結局、施主と工務店の間に情報の格差があり、それにアグラをかいて工務店がやりやすいように話を進めるという”業界の常識”が感じられました。
(全部ではないでしょうけどネ)
その頃はまだネットで情報を探しても、設備を別に買って取付だけ依頼する施主支給すらあまり一般的ではなく、工務店が嫌がるからやめた方がいい、という意見で溢れていました。
しかし今にして思えば、「やめた方がいい」という意見は、メンドウを避けてお仕着せの設備を売りたい工務店とのバトルに敗れていった先達の墓標だったのかもしれません。
当時のトレンドを語れるほどこの業界に精通しているわけはありませんので、あくまで個人として見た範囲の話ですが。

しかし9年経った今回、改めてネットで情報を拾うと施主支給はかなり容認されているようです。ネットで情報が簡単に集められるようになったことで情報格差が少なくなり、施主の立場が向上したのだと思います。
「黙って金だけ払えばいいようにしてやる」というような、私が9年前に出会ったあの腹立たしい工務店などは、もはや淘汰されたんじゃないでしょうか。

それでも施主支給はともかく自分で取付までというとなかなか踏み切れないと思います。

私は今回の喫茶店開業に伴うリフォームで、最初から工務店は一切入れずにすべてDIYで行うつもりでいました。
これはもちろん、一度工務店と一緒にハーフビルドした経験も大きいと思いますが、実はYouTubeの存在もかなり大きいのです。

当時(2009年)というとWindows7が販売された頃ですね。
もうYouTubeはありますが、メインの情報源はあくまでホームページで、基本的に写真と文字です。
それでも”やった人がいる”という点で十分インパクトはありましたが、じゃあそれだけで自分もやれるかというとなかなか難しいと思います。

しかし現在、DIY界隈では製作動画が盛んにアップされており、探せば大抵の作業は動画で見ることが出来ます。
やはり写真と動画では得られる情報と”安心感”が違います。
そして何度か動画を見て手順をシミュレーションすれば、”工務店の新入社員が初めて行う作業”ぐらいの品質は出せそうな気がします。

全く経験がなくても、きちんと調査さえ行えば、けっこう素人でもできます。
必要な工具や部材は全てホームセンターで買うことが出来ますし、住宅設備メーカーもどんな工務店でも施工できるよう工夫しています。
結局のところ、住宅設備メーカーにとって顧客とは工務店なのです。どっち向いて仕事してるのかといえば、エンドユーザーではなく工務店のハズです。
なので使いやすさへの工夫だけでなく、簡単に間違いなく取り付ける為の工夫も色々されています。

以上が住宅設備DIYの"今"だと私は思います。

さて、二度目のリフォームに際しての合言葉です。
ここまでの考察から、腕に多少覚えがあれば素人が初めてやってもたぶん最終的にはだいたい何とかなるはずです。

要は何とかなるまで諦めずにDIYすればいいんです。
そして何ともならなかった部分は諦めて別の方法を考えればいいんです。
0 1

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する