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2018年04月20日22:14

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水を掴むように − 頭脳警察

*京都、晩秋の賀茂川

金曜の夜に、頭脳警察。詞と曲、歌はもちろんPANTAさん。

鏡の中から叫ぶ おまえの声 聞こえない
移り変る時代(とき)を捨て 唇も凍えてる
森の木々は朽ち果てて 季節まで売りつくし
獣は生血を求め 街路樹に身体(み)を隠す

風が咲かす炎(ひ)の花に 香(かぐわ)しく 目を閉じて
おまえは霧の中にまで 釣糸を垂らしてる
形も色も匂いも 何もかも ないものと
戯れてるおまえを見て 哀しさを殺してた

神話をさまよう 一角獣 unicorn みたいに

Ah 転げ落ちていくよ どこまでも どこまでも
Ah 水を掴むように やるせなく そう万物流転(パンタレイ)

銀の馬車に乗り込んで 無意識の御者に問う
夜が明けるのはいつかと 月明りさえぎった
鏡の海を渡れば 水瓶の娘たち
終末を舞いつづけてる 神殿の犠牲(いけにえ)に

胸に隠した セラミックの刃(やいば)

Ah 何にも変わらない それなのに それなのに
Ah 風を掴むような むなしさで ほら万物流転

一夜の酒宴(うたげ)のために 群狼の遠吠えを
肴に語り部の唄を かがり火に透かしてた
銀河に散る星屑が 俺の眼に降り注ぐ
新しい生命(いのち)の為に 捧げようこの夜を

有限の未来を おまえと見たい

Ah 転げ落ちていくよ どこまでも どこまでも
Ah 気づかないふりして 今夜だけ そう万物流転
Ah 何にも変わらない それなのに それなのに
Ah 変わったふりしてる おまえのため ほら万物流転

◆万物流転



風を追うようなものだ。水を掴むようなものだ。
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