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2018年04月06日22:24

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零戦のはなし と ふぐ鍋 生頼範義展 スターシップ・トゥルーパーズ・ レッドプラネット

 よう、みんな、俺だ、エースだよ。
 20年前は新兵だった俺も今じゃ訓練学校の指導教官殿だ。
 俺達機動歩兵の活躍を伝える映画の5作目が公開されたぞ。

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http://sst-mars.jp

 スターシップ・トゥルーパーズ知らない間抜けは今すぐDVD借りて、別冊映画秘宝「大宇宙映画超読本」を古本屋で買って学習する事をオススメするぜ。

 という訳で2月3日は「スターシップ・トゥルーパーズ レッドプラネット ジャパンプレミアムオールナイト」でした。
 舞台挨拶、インベイジョン(4作目)、レッドプラネット(最新作)、そして一作目の六時間に及ぶ長丁場。

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 舞台挨拶は、荒牧伸志監督はインフルエンザバグと戦闘中で欠席。
 左から司会は声優の白石稔氏、ゲストは松本勝第二監督、漫画家の麻宮騎亜氏、監督代理でSFアドバイザーの堺三保氏。

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 観客はおよそ60名。
 レッドプラネットは大人の事情で吹替版のみの上映なので、オリジナルの役者が声をアテてる原語(日本語字幕)版はこの晩のみ。

 吹替え版では女性キャラの声をアイドルグループが担当しており、明けて朝の先行上映はアイドルと一緒に鑑賞する企画で、ネット前売りは販売当日正午にはもう売り切れ満席http://sst-mars.jp/news_detail10.html
 因みにオールナイトと梯子する機動歩兵バカは居ませんでした。
 各地の舞台挨拶も観客の目当ては人気声優で、誰もスターシップ・トゥルーパーズそのものには興味は無いんじゃないかって印象ですね。

 一作目はパワードスーツが無いのが不満と舞台挨拶出演者が言ってますが私の評価は逆です。

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 一作目は原作の世界観や政治思想を徹底的に過剰に肯定する事でおちょくっており、バーホーベン監督お得意の皮肉が炸裂してる点が良さだと思うのです。

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 半袖筋肉剥き出しで自動小銃構え、車両すら持って無い文字通りの歩兵が強力無慈悲な敵に生身で立ち向かうバカバカしい演出がバーホーベン節に拍車をかけてるのです。




 という訳でまずは映画の話題から映画
 「デトロイト」。

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 凄いものを観てしまった危険・警告
 この映画を一言で言うと「突き付けられる」です。
 何を突き付けられて自分に対して何を思うのか観た人それぞれ微妙に異なると思います。
 スタディカムを使わず、手持ちカメラでのブレた画面作りが緊迫感を強調していますが、こうした演出意図を理解出来ず駄作扱いしている人達も居るようですね。
 パニックアクション映画を期待して来たであろう前の席に座っていたカップルが、終わった後無言で固まり立ち上がれなかったのが印象的。



 別冊映画秘宝プレゼンツ「東宝版フランケンシュタインの怪獣完全資料集成」発売記念イベントが1月26に開催されましたわーい(嬉しい顔)

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http://www.yosensha.co.jp/news/n23263.html
 告知から開催まで僅か4日しかなかったにも関わらず、68名ものお客さんが集結。
 何故来場者数が分かったかというと、折り返し点過ぎて到着した私がおそらく最後の入場者で、プレゼント抽選券が69だったから(しかも60番以後は手書き紙切れ。勿論、12番は欠番あせあせ
 壇上には岸川さんしか居ないので不思議に思っていたら、原口さんはこの日の朝インフルエンザが発覚したからだとか。

 劇中に登場した新聞。

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 英語版は入手が原稿締め切りに間に合わず未収録だそうです。
 トークショーでは他にも役者のプライベート写真等、本に収録出来なかった貴重記録写真の公開や、大人の事情で書けないネタ話等、濃過ぎるいつもの岸川靖節が静かに炸裂してました富士山




 「軍装はどのように進化したか 〜戦術・兵器の発達からみる 」2月3日の軍学講座。
 講師は藤田昌雄氏。

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 日本陸軍創設から大正末期までのお話。
 例の鉄仮面も登場。

 観測気球用の水素発生器目がハート

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 命がけで滅茶危ないげっそり

 カーキ色の語源が、それが登場したボーア戦争でインド兵が喋るヒンディー(ヒンズー)語で「(土)埃」をカーキと言ったところから。
 長年の疑問が解けましたウインク



 車(セダン)「ドク・ハドソン(声ポール・ニューマン)」の正体はNASCAR・AAAカップ三度の王座に輝く「#51ファビュラス・ハドソン・ホーネット」だったのです(中村正氏の声で読むコト)

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 カーズ1作目公開時、応募抽選か何かで手に入らなかったハドソンホーネットのストックカー仕様が通常商品トミカで発売されましたるんるん

 #6マーシャル・ティーグ車。
 彼のハドソンホーネットは現在イプシランティ自動車歴史博物館に展示されています。

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 #92はハーブ・トマス車。
 それはそれとして、ディズニーのロイヤリティは50%なので、カーズトミカは普通のトミカの倍の値段なのが痛いです。




 渋谷名物、東横線ガード下首都高橋脚の「インベーダー」が遂に撤去されてしまいました泣き顔
 使用前、
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 使用後、
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 「ツシマヤマネコ米」猫

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 お米の旨味が凝縮されていて実に美味いハート

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 発売元は「佐護やまねこ稲作研究会」で、売上はツシマヤマネコの保護資金として使われます。
http://yamanekomai.jp/
http://tsushimayamaneko.jp/now/?cat=9





 生頼範義展電球

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 会場内一部撮影可でした。

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 私やマイミクさんの大部分はSF、ミリタリー、歴史書籍の表紙や映画のポスターでお馴染みですね。

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 勿論、画家として色々な仕事をしているので、彼の作品は誰でも一度は目にしている筈。
 ゴルフ雑誌に掲載(表紙?)された選手の肖像画など写真と見分けがつかない程にリアル。

 そして忘れちゃいけないコレウッシッシ

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 生頼範義タワー。

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 多くがうちの本棚にも格納されているお馴染みのもの。

 未完成絶筆の空母「飛龍」。

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http://ohrai.net

 さらに関連イベント「小松左京アート展」に梯子。

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http://sakyokomatsu.jp/info/%E3%80%8C%E5%B0%8F%E6%9D%BE%E5%B7%A6%E4%BA%AC%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%88%E5%B1%95%E3%80%8D%E9%96%8B%E5%82%AC%E4%B8%AD%EF%BC%882018%E5%B9%B41%E6%9C%8828%E6%97%A5%E3%81%BE%E3%81%A7%E3%83%BB%E9%8A%80/
 開田祐治氏等数人の作家が目録にサインしてました。






 さて、ここからが本題ですよチャペル

 片渕須直、古峰文三が語る零戦の真実「零戦についての深いはなし」講演、1月9日。
 
 会場檀上には、片淵監督が購入した実機零戦の一部が公開展示されてました。

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 実はこの企画三人目の影の功労者で零戦の各種機体部品を収集整理している中村泰三氏から、展示物の写真をネット等に掲載する際は同時にこの札も載せて下さいとの要望が。
 ですが、見渡したところ守っている人は居なさそうですねボケーっとした顔
 要望があればこの私設資料館で現物を見る事ができます。

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 そしてコレが今回の講演のキモの一つ、オリジナルの色調を保たれてる塗装片です。

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 片渕監督、飲み会でいかにも酒片手に机をドンドン叩きながら説教するタイプに見えます(棒読み)

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 でも「この世界の片隅に」に関係ない話が出来るのが余程嬉しいのか、笑顔も見られました。

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 講演そのものは撮影禁止なので、皆この段階で写真撮る撮る。

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 左の何か偉そうな知的文化人っぽいオッサンが航空史研究家の古峰文三氏。
 右が「この世界の片隅に」で大ブレイクした映画監督の片渕須直氏。

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 片淵さんの肩書きが映画監督なのは、主催者の軍学堂社長が「アニメ監督と呼ぶのは失礼にあたる」と言ってるからですがく〜(落胆した顔)
 片淵監督は飛行機マニアの間では研究家として著名ですが、「この世界の片隅に」ヒット前は職業を知らない人も多かったのではないでしょうか。
 丁度、大塚康生先生が軍用四輪駆動車研究家で有名で、あれやこれやの昭和の名作アニメを世に送り出した人とは認識されてないみたいに。
 監督の話は塗装について。
 経年劣化しない現代のウレタン塗料(しかも純原色、純クリアが普通に存在する)しか知らない大部分の聴講者にとって、ラッカーの化学、物理的変化の話は新鮮だったと思います。
 私にしても、当時の規格については知らなかったので超面白かったですほっとした顔

 終了後、明らかな不審物を搭載する怪しげなワゴン。

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 勿論、この後「重飲み会」に突入したのは言うまでもありませんとっくり(おちょこ付き)





 1月29日は「大塚三浦屋」で、ふぐ尽くしの会でした手(チョキ)
 このお店は「新宿樽一」の三浦店長の実家で、こちらは弟さんが切り盛りしています。
 「浅草三浦屋」に始まる暖簾分けと店の歴史も伺えました。

 開始時間まで待てず、開店早々零次会を始めてしまいます。
 因みにこの日の三浦屋は予約で一杯でしたが、開店直後に我々とは別の樽一常連さん達も偶然来て予約客来るまでちょい飲みしました。

 秋田産たらの芽天ぷら。

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 鹿児島産ゆでたてそら豆。

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 皮ごと食べられる柔らかさ。


 三浦屋唐揚げ。

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 コレがまた恐ろしく美味い。


 鰻骨せんべい。

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 食べ始めると止まらない。

 四階の座敷に移動して宴会本番スタート。

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 三浦店長もこの部屋入るのは久しぶりとか。
 「ここの壁の傷は・・・」とか思い出話も。

 桜海老ちりめんハリハリサラダ。

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 当然酒が来ますよ。

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 日本酒には当然「あんきも」。

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 「ふぐの煮凝り」ぴかぴか(新しい)

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 別の意味で危険度MAX食品です。

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 ふぐ刺し。

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 因みにふぐ刺しを薄く切るのは噛みきれない為。
 なので通はケチケチせずに二枚重ねで食べるのが美味しいとの事です。

 うなぎ白焼き。
 三浦屋は蒸さずに直焼きが特長。
 ぱりっとしたうなぎが好みの向きにはたまりません。

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 手前はわさびと刺身醤油、桜天然塩、生姜と白醤油。
 白醤油で頂くのがオススメ。

 酒もまた来る。

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 「緑川」と読みます。

 ふぐ唐揚げ。

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 ふぐの身皮。

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 うなぎ長焼き。

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 焼き方、たれ、うなぎの質と全てに渡って素晴らしい一品衝撃

 
 とらふぐちり鍋、開始です。

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 手前の口の部分は「うぐいす」といってコラーゲンたっぷり。

 三浦店長にお任せ(三浦屋の店長じゃ無いけど)

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 ふぐが終わると、おじやマイスター三浦店長の「ふぐ雑炊」が待ってますうまい!

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 薬味を入れて完成。

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http://www.miura-ya.com/index.html

 そして樽一佐藤社長が「二次会は何時からだ?」と寂しがって呼ぶので新宿に移動。
 干し蛍いかの炙りと酒肴三種盛り。

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 勿論、酒も容赦無く来る。

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 たらの白子バター焼き。

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 締めは「しおがまジェラー酒」。

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 浦霞の酒粕と塩釜の海塩が原料のアイスクリーム。
 梅は浦霞の梅酒のもの。

 おしまい。
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