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2018年03月30日00:21

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長富彩のピアノ

3月10日@タカギクラヴィア 松濤サロン

長富彩が新しいアルバムをだした記念でサロン・ミニコンサートを行ったので聴きにいった。

●サロン・ミニコンサート 昼の部 「Landscape」 14時開演
<プログラム>
・ラヴェル:水の戯れ
・ドビュッシー:版画
(「塔」「グラナダの夕べ」「雨の庭」)
・グリーグ:抒情小品集 第3集 より 「蝶々」
・グリーグ:抒情小品集 第3集 より 「春に寄す」
・グリーグ:抒情小曲集 第10集より 「ハリング」
・リムスキー=コルサコフ(ラフマニノフ編):熊蜂の飛行
・ラフマニノフ:6つのロマンス より 「ひなぎく」
・ラフマニノフ(平井丈二郎編):パガニーニの主題による狂詩曲 より 第18変奏

●サロン・ミニコンサート 夜の部「Imagery」 17時開演
<プログラム>
・ラフマニノフ(リチャードソン編):ヴォカリーズ
・リスト:3つの演奏会用練習曲 第3曲 「ため息」
・リスト:コンソレーション 第3番
・グリーグ:抒情小曲集 第5集 より 「ノクターン」
・グリーグ:抒情小曲集 第5集より 「小人の行進」
・グリーグ:抒情小曲集 第4集より 「メロディー」
・リムスキー=コルサコフ(ラフマニノフ編):熊蜂の飛行
・ラフマニノフ:絵画的練習曲《音の絵》第1番 (作品39-1)
・ラフマニノフ:12のロマンス より 「リラの花」
・ラフマニノフ:幻想的小品集 より 「悲歌」

長富彩のピアノは、昨年のベートーヴェンのアルバム発売記念で行った昨年のオペラシティリサイタルホールで聴いた。
この長富彩は2010年に初めてのアルバムを出し、デビューリサイタルを聴きにいって以来、ずっと聴いてきている。
デビューリサイタルの感想
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1623741676&owner_id=792410

私はこの人の弾くリストが好きだが、今回のアルバムでも多く弾いているラフマニノフもよい。
逆にラフマニノフはわりと苦手な作曲家なのだけれど、長富彩で聴くといい音楽だなあと感じさせられる。
それはこの人の技術の高さというものでもあり、抒情と覚醒がそこの中に存しているからだ。
いわば、入り込みすぎず、醒めすぎずということだ。
その甘さ具合がほどよい。
今回のミニコンサートでは、さすがにタカギクラヴィア 松濤サロンが音で充満しすぎてしまうような感覚は時にあったのだけれど、でも、この何かお嬢さんの家にお邪魔して、直接そのピアノを聴かせてもらうような感覚は何ものにもかえがたい魅力があった。たまらない。

新しいアルバムでもその良さは十分に感じとることができる。
Scenes -12の情景-
1.ラヴェル:水の戯れ 作品30
2.グリーグ:抒情小曲集 第5集 より 「ノクターン」 作品54-4
3.グリーグ:抒情小品集 第3集 より 「蝶々」 作品43-1
4.グリーグ:抒情小品集 第3集 より 「春に寄す」作品43-6
5.リムスキー=コルサコフ(ラフマニノフ編):熊蜂の飛行
6.リスト:3つの演奏会用練習曲 第3曲 「ため息」作品144-3
7.ラフマニノフ(リチャードソン編):ヴォカリーズ 作品34-14
8.ラフマニノフ:6つのロマンス より 「ひなぎく」 作品38-3
9.ラフマニノフ:幻想的小品集 より 「悲歌」 作品3-1
10.ラフマニノフ:12のロマンス より 「リラの花」作品.21-5
11.ラフマニノフ:絵画的練習曲《音の絵》第1番 作品39-1
12.ラフマニノフ(平井丈二郎編):パガニーニの主題による狂詩曲 より 第18変奏
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