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2018年02月28日21:28

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420手と100手の死闘

将棋竜王戦第6組ランキング戦(読売新聞社)の中尾敏之五段ー牧野光則五段との戦いは、2月27日(月)午前10時に始まり、翌火曜日午前1時44分に420手で持将棋となった。双方の玉が相手の一段目まで入り、詰ますことができないで持ち点(得点)勝負になり、引き分け(持将棋)となった。

指し直し局は30分後午前2時14分から始まり、持ち時間各1時間で、決着が着いたのは100手で午前4時50分だった。
午前10時に始まり、終わったのが翌朝4時50分だから休憩を3回はさんで18時間50分の戦いだった。

将棋連盟アプリで実況中継されていたので350手あたりまでは見ていたが、その先は起きてから確かめた。

この勝負は420手という長さー通常の3局分ーということもあるが、中尾五段の引退がかかっている勝負だった。

中尾五段(43才)は23才でプロ四段になったが、順位戦C級2組で降級点を3回とって、33才でフリークラスに陥落した。フリークラスは一定の成績をあげれば順位戦に復帰できるが、できなければ10年間しか在籍できない。フリークラスでずっと停滞していたが、今年度(2017年度)になり、突然勝ち始めて、3月までに2勝あげれば、順位戦に復帰できるところまできた。

昨日の戦いで勝てば、復帰できる可能性があったようだ。復帰すれば、たとえ全敗しても順位戦3年とフリークラス10年合計13年命が延びることになる。

43才で引退して別の道を見つけるか、ここで勝利して順位戦に復帰して名人位を目指すのか、この1戦の価値はお金では換算できない・・まさに死闘なのだ。

まだチャンスはある。なんとか勝ち上がってほしいな。




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