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2017年12月28日14:02

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ソラリスとインド哲学

「ソラリス」ってご存知ですか?なんか聞いたことがあると思ってよくよく思い起こして見たら、サン・マイクロシステムズ(現オラクル)が開発したOSの名前でした(写真左)。この系統のOS(UNIX系)は、唯我独尊のアップルやWindowsの後塵を拝していましたが、最近ではAIでも先端を走るグーグルのAndroidとChromeに結実し世界を席巻しました。どうやらオープンアーキテクチャのUNIX系の方が進化形のAIには適しているのかも?ソラリスはラテン語で太陽(英語でソーラー、サン)のこと、サン・マイクロシステムズらしい命名です。

ところが同じソラリスと言うSF小説があるんですね。著者はスタニスワフ・レム(写真中)と言うポーランド人です。NHKの「100分で名著」の12月のテーマ(写真右)なんです。太陽が二つある惑星に探検に行く物語なんですが、この惑星では、忘れようとしても心の奥底でうごめくものが実体として現れるんです。自殺した恋人に遭遇して議論するとか、何とも奇妙で不思議な物語です。頭がクラクラします。

著者レムの意図は、自分とは何か?他者とは何か?人工知能とは?神とは?とかの哲学的な深い問いかけに有るようです。最近は人間を超えるAIも出来ているので、AIにプログラミングできない人間の何かはたして何か?と考えさせられます。
そう言えばインド哲学では、感覚による認識(六識)も、自意識(七識)も、知覚(八識)も同レベルでありすべて錯覚だそうです。インド哲学を大成した古代インド人とポーランド人は遠い親戚だとすると少し分かった気がします。

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