経験値

先日、営業で埼玉まで行った時のこと。
最初は「1日3件の訪問デモで体が疲れるし、会社からも遠いし、駅からバスに乗っての移動になるし、正直億劫だなぁ」なんて思っていたのですが、商談が始まるとそんな気持ちも吹っ飛んでしまいました。
やっぱり何だかんだ言って営業、それも新規開拓営業で初対面のお客様と話してる時間って楽しいんですね。ルート営業と違って刺激的だし、予想もしない質問が飛んできて必死で考えていると脳内が活性化されるし、自分の読みが当たって持っていきたい結論にうまく誘導できた時の快感さは病みつきになるし…本当に新規開拓営業という仕事が好きなんだと思います。

でも、営業で結果がコンスタントに出せるようになって楽しいと感じるようになったのって、よく考えてみたら30代半ばくらいからでした。それまではがむしゃらに試行錯誤の連続でもがいていたように思いますが、ある意味、そこで（RPGではないですが）経験値を積んでいたんでしょうね。

ちょっと気になって、今の会社に入ってからの営業社数を数えてみたのですが、新規開拓営業で訪問した社数が少なく見積もっても2,200社。電話営業した回数が最低でも32,000回。
今の会社に入る前の訪問者数も合わせると4,5千社は新規開拓営業で訪問してることになりますね。そりゃ経験値も上がるわけですわ。

どんな仕事も一朝一夕に身に付くわけではないと言いますが、こと営業については経験値がモノを言う職種なので、今後、自分の後継者を育てることになる時には、現場百遍で、とにかく現場での経験を積ませることを意識したいですね。やっぱり100本、200本と、それなりの数を売らないと見えてこないもの、身に付かないものってあると思いますよ。