広ノ祥人 先生の「第13回MF文庫Jライトノベル新人賞・審査員特別賞」受賞作。想い人の
心の声が聞こえるようになった少年が、裏腹な彼女へのアプローチに挑む顛末を描きます。
(イラスト:うなさか 先生)
【
http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/book_detail/1613 】
「大好きな田島君に、素直な気持ちを届けられるようになりますように」──“氷室”の
願いを聞き入れた恋愛成就の神社におわす神“ナンナ”は彼女の本音を彼が聞けるように
するという暴挙に。当の本人は困惑するものの、想い人へ告白するチャンスなワケで──。
とは言うものの“氷室”がものすごく面倒くさい性格で、“田島”が告白しようものなら
あっさり断られるし。でも心の声は好き好きオーラ全開で。攻めあぐねる彼に思わず同情
せざるを得ない展開を見せます。“ナンナ”も適当というか投げっぱなしなのが追い打ち。
“田島”を「オタ島」と言いながら勉強に付き合わせるギャル“砂城”が、少しずつ彼の
悩みを受け止め、理解者となり、やがて・・・という中で、彼は“氷室”と恋仲になるのが
正しいのかを問われる、その拗れた行く末を見届けてみて下さい。お薦めのラブコメです。
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