2017年秋アニメ完走の感想

　おそくなった！　いつも通り初見感想からの評価変化も。時間が経つと記憶が薄れていくからよくないね。

【いつもの大ざっぱ評価】
◎＝500円
〇＝100円
△＝10円

＊→◎　DYNAMIC CHORD
１話の放送事故からそのまま突っ切った感じで、まさに「ニコニコ専用」とも言うべき盛り上がりを見せ、そのまま大団円へ。ネタアニメには違いないのだが話や演出に作為的なものを感じさせない、いわゆる天然ボケを地で行くスタイルだったので、クオリティ云々抜きに視聴者は優しい目にならざるを得なかった！　毎回名言と大百科が作られる盛況ぶりだったが、個人的には「殺人点字ブロック」「そして村祭り」「土壌おじさん」辺りがツボった。

◎→〇　Infini-T Force
初見のインパクトはすごかったし、話も総じて丁寧だったのだが、同時期のCGアニメだと『宝石の国』に完全に首ったけだったので、こっちは何となく流しで見る感じに。タツノコヒーロー集めるなら、敵もオリキャラじゃなくて各世界の敵を用意してほしかったというのは贅沢な話か。２クールでもっと広々とした話が観たかったかも。

◎→◎　Just Because!
後半にかけての盛り上がりがすごかったが、最終話がちょっとよくないアドリブ入った感じでやや冷める。とはいえ全編かけて丁寧な青春を描ききった事と、見ていてイラっとしない男女の恋愛模様は見事。そして小宮ちゃんという最高の負けヒロイン。幸せになってほしい……。

◎→◎　おそ松さん　第2期
２クール目突入。１期と比較するとよりトチ狂った話が増えてて、個人的にはサマー仮面、デカパンとダヨーンの追いかけっこあたりがお気に入り。照英のゴリ押し回も今思えば狂っていた（おかげで今見てるギンガマンに集中できない）。「考えるんじゃない、感じるんだ」系のギャグが好き。

〇→〇　鬼灯の冷徹　第弐期
オムニバス集みたいな話なのでいつものノリのまま終わり。と思ったら４月に３期目が始まるそうで急にフットワーク軽くなった印象。でも１期のOP・EDがともに最高だったので、あれを超える歌が聞けるかは疑問である。

△→◎　つうかあ
よく分からない１話から、個別キャラの掘り下げ回が始まってモリモリ面白くなる。そして最終回になって主人公ペアの話が一番イマイチだったという悲劇。でも途中から楽しく鑑賞してたし、うまく説明できないけどなんか好きだったよ（適当）。

◎→◎◎　アニメガタリズ
全編怒涛のパロネタを推していくかと思ったら、終盤でメタネタ絡めた超展開に突入。これがまた面白くて、最近のアニメではかなりチャレンジブルだった作品。こういうアニメパロは比較的知名度優先で、ガンダムとかガラスの仮面とか「みんな知ってる古めの作品」を扱うのが常なんだけど、この作品２〜３年内の作品ほぼ無差別に扱ってて、REゼロとかユーフォとかガルパンとかフレッシュなパロネタも多くて大変良かった。内輪受け大いに結構。未来に生きてる。

◎→◎　ネト充のススメ
こっちもジャストビコーズ同様、応援するカップルがちゃんとくっついてハッピーエンド。見たいものがちゃんと見れたという点で気持ちよく完走。角川特有の全１０話でボリュームを心配したが、結果として１０話で程よく収まった印象。ただ原作が連載中断中というワケあり作品なので、続きは絶望的かな……。

〇→◎　ブレンド・S
「美少女アニメに男はいらない」を見事に否定してみせた日常キャッキャウフフアニメ。美少女多いけどそれぞれカップリングの相手の男性がきちんと用意されてて、回を追うごとに仲も深まるんだけど、嫉妬よりも応援する気持ちが強くなる不思議体験。やっぱパッと出のキャラに持ってかれるんじゃなくて、最初から順当にくっついていくのが良かったんだろうか。ギャグの切れ味もよく、きららアニメなめんなよって感じ。

◎◎→◎　ラブライブ！サンシャイン!!　TVアニメ2期
最後にまとめたが、予想通り「続きは劇場で」ってなってイマイチ盛り上がらず。個人の好みだし楽曲全然知らないのもあるけど、μ'sの方が良曲多かった気がする。けど個々のエピソードは盛り上がったし、前期でネタキャラの枠を出なかった聖闘士スノーさんをきっちり立てたのはGOOD。なんだかんだで映画も観に行くよ。

〇→◎　ラブ米　2期作
敵はラーメンかと思いきや炭水化物抜きダイエットだったという、思いついたような適当なラスボスで最高。こういう適当な感じでズルズルと見たいので３期ほしいが、銀盤にお布施するまでじゃないんだ。ギャグアニメとショートアニメにお金を出し惜しんでしまう……ごめんよ……。

〇→〇　俺たちゃ妖怪人間
まだ続くのかよ！（見るけど）

◎→◎◎　僕の彼女がマジメ過ぎるしょびっちな件
１話がちょっと抑えめだったが、だんだん下ネタとツッコミがヒートアップしてきてしり上がりに面白くなる。最初、主人公の声優さんがローテンションでミスキャストな気がしたが、冷静にツッコミを入れる演技を観ているとはまり役だったと思う。毎回ひどい話で変態ばっかりだけど、根が純愛で最後は何となく爽やかに終わる、というのもクセがあって良かった。ハーレム構図に見えて主人公がちゃんとヒロインに一途なのも良い。

◎→◎　十二大戦
面白いっちゃ面白かったが、バトル要素が「初見殺し or 舐めプで即死」とかばかりで肩透かしだったのが残念。真剣勝負だからというコメもあったが、見ている側としてはとにかく盛り上がらず、バキの頼んでもいないアッサリ決着を連続で見せられているような気分に。とはいえ本筋はバトルよりも短編じみた面白戦士たちのエピソードで、各自しっかりキャラを見せてはさっさと退場という構図は面白かった。

◎　魔法陣グルグル
忙しい人の為のグルグルって感じだったが、最終巻までアニメで見られたのは感動。また、一部アニオリ（レイド最終決戦、ゲストキャラ全員集合の総力戦）が原作補完というか、原作ファンの「これが観たかったんだよ！」を上手く汲んでくれた話で良かった。ちなみにコメを見る限り、アラハビカあたりでリタイアした人が多く、さらに終盤の話を未見の人が多かった模様。たしか当時最終巻出るまで２〜３年とかかかってた気がするし、月刊連載ってタイヘンだなあ。

◎◎◎◎◎→∞　宝石の国
今期覇権どころか今年覇権レベルでハマり、久々の銀盤購入枠に。原作は連載中だしアニメもキリのいいところで終わるおれたた形式だが、作画・演出・楽曲・キャスト全てが高次元で、毎回劇場アニメを見ているかのような贅沢なアニメだった。２〜３話に一度クライマックスのようなシーンが出てくるが、１０話のダイアモンド戦で鳥肌立った人も多いのでは。そして黒沢ともよさんは神。ユーフォ→サククエ→恋と嘘ときたが、声質が好きというより演技が好きという声優さんは初めてかもしれない。

◎→◎　少女終末旅行
３０分も長くないか？　と思いつつ完走。世界の謎をほのめかしつつまったり旅。アクセル役のユーリとブレーキ役のチトの凸凹コンビは見ていて楽しかった。バンチ枠アニメはこのあとまさかの宇宙戦艦ティラミスが控えているので、今後も注目していきたい。

△→〇　血界戦線 & BEYOND
アニオリ交えた１期と違い原作エピソードを消化した２期だったので、面白いけど「マンガ読めばいいのでは」とも思ってしまった２期。ジョジョやうしとらでも思ったけど、力を入れて原作を忠実に再現したアニメはかえって興味が薄くなるという謎。


【まとめ】
全体的におざなりな気がしますが、宝石の国が良すぎたんや……。