再会。

ある入札会場でのこと。
こちらは事情があって理事の代理での出席。
むこうは建設会社の代表者。
会った途端にお互い指さした。
行政が来ていたので
こりゃーマズい、と「シー」と合図したら
わかってくれた。
40年以上前からの友人だった。
彼はもともと写植屋で、
知り合って数年で兄の経営する小さな工務店に入り、
兄弟で会社をすることになった。
それから永い時が経ち
いきなり変な場面で再会した。
入札で落ちたからよかったが
取っていたら行政が変に思うかもしれない。
お互い歳をとったなぁ、と
後で電話した。
つぎに会うのは何年後か。
また会うことがあればいいなぁ。