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2017年11月19日21:41

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北の国から2017 冬(駄犬メモ)

■核搭載できる米爆撃機B52、日本横断後に空自機と訓練
(朝日新聞デジタル - 11月19日 03:14)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4865767

戦争とは外交上の一手段である。外交交渉の決定的な決裂が戦争へとつながる。日本の平和外交とてそれは例外ではない。外交の延長線上には戦争の危機が可能性として常に存在し続けるのだ。

一方でその危機を煽ることもまた外交である。軍事力の誇示、核兵器の存在を見せびらかせる。これも外交交渉の手段だ。軍部が政体中枢を支配する北朝鮮にとっては、これぐらいしか手がない。

ひるがえって、米軍のB-52と空自の共同訓練もそうだ。だが、空自に対地攻撃能力がない以上、日本側にとっては米軍頼みの外交となる。いや憲法を改正し、対地攻撃能力を有することができても、核武装の覚悟がなければ、タカ派が言う『普通の国』には程遠い。

中国、ロシアという大国二つに挟まれ、北朝鮮という軍事独裁国家を直ぐ側に置き、米国無しで日本が独立と平和を保つのは元々に無理があるのは否めない。単独では核武装だけでも足りないかもしれないわけだ。経済だけではない、軍事面においても日本の未来は暗く冷たい…とまあ、これは従来の国民国家という観点からの話だ。

我々は明らかに時代の転換点に立っている。人類の能力を遥かに上回る人工知能と、国家をも上回る力を有する国際企業の誕生、そして民間軍事会社による戦場への介入…もはや伝統的な価値観では世界の未来を推し量ることが困難である。官僚や多くの経済学者たちが予測しているような暗い未来がやってくるとは限らないわけだ。

北の国もいずれはその時代の波に飲まれるであろう。どんな時代かはわからない。ただ、そうなった時、北の人民のすべてが『肉のスープ』を普通に食べられるようになっていてほしいと思ふ。幼子が餓死するなど他民族とはいえあまりに哀れだからだ。

将軍様もそうだ。暖かくて、分厚い壁に囲まれ、民間軍事会社の優秀なる兵士たちによる、24時間完全警備の素敵な白くて狭い部屋で、『肉のスープ』を飲んでほしい。新時代においても囚人には人権があると私は信じたい。

おわり犬
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