＊三越伊勢丹では、不採算店舗の
閉鎖・業態変更を行ってきた。
（大阪店は、専門店を集めた商業施設に。
梅田に百貨店４店舗は、さすがに多過ぎたか？）
現在は、こんな感じ。
2017年 三越伊勢丹 従業員構成
http://www.imhds.co.jp/csr/2016/effort/pdf/labor_practices/index_01.pdf
ここから更に、松戸店が来年３月に閉店する。
「都商研ニュース」より
伊勢丹松戸店、2018年3月21日閉店−縮小模索も結局「閉店」に
2017年9月28日
http://toshoken.com/news/11026
>伊勢丹松戸店は1974年4月に開業。
>地上11階、地下1階建てで、売場面積は31,268�屐�
>建物は投資ファンドなどが所有する。
>この地にはもともと市立小学校があり、
>再開発は松戸市の主導で行われたものであった。
>三越伊勢丹は、松戸店の業績低迷から直営売場を4階以下に圧縮するとともに、
>松戸市に4階の一部を10年間、計21億円で貸借させる案を打診。
>松戸市は駅前立地という地の利を生かして旅券事務所、文化ホール別館など
>（1,672�屐砲鯑�居させることで利便性の向上を図ることを検討していた。
>しかし、9月7日に行われた松戸市議会の総務財務常任委員会では
>市施設の入居が認めらず、案は「保留」に。
>その後、9月25日に全会一致で可決された一般会計補正予算案の修正案にも
>伊勢丹支援予算は盛り込まれることはなく、市による支援の道が
>絶たれたことが閉店の決定打になってしまった。
>なお、5階以上は建物所有者が新たなテナントを誘致する方針であった。
「伊勢丹松戸店が営業終了へ、赤字回復の見込み立たず」
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=4787974&media_id=63
>■伊勢丹松戸店所在地：千葉県松戸市松戸1307番1号
>店舗面積：3万988平方メートル売上高：181億3,000万円
>従業員数：377人（無期雇用者146人、有期雇用者205人、他26人）
松戸市議会、思い切った決断をしたものだ。
「年商200億円近くあった松戸店が、
出て行ってもいい」という判断をしたようなものなので。
伊勢丹松戸店の建物を所有している
投資ファンド等、どうするんだろうな。
府中店をどうするかは、
遅くとも2019年３月までに結論を出すらしい。
府中市議会議員 目黒重夫氏のブログより
「伊勢丹府中店縮小、閉鎖？」
2016-11-16 11:56:26
http://blog.goo.ne.jp/sigeo-6708/e/b6bf75ce3996cde41211b8c3f1d7f6df
>伊勢丹府中店の縮小、閉鎖の記者会見があったのだ。しかも2年以内
>立川、国分寺、調布など再開発が進んでいる、
>加えて多磨駅前にはイトーヨーカドーのショッピングセンターが進出する。
>その中で府中らしい中心市街地の賑わいをどうするか
「毎日新聞」より
「三越伊勢丹 ４店の売り場縮小も １９年３月末までに結論」
2016年11月8日
https://mainichi.jp/articles/20161109/k00/00m/020/024000c
松山三越（松山市）、広島三越（広島市）も、同様。
また、三越伊勢丹ホールディングスは、
高級食品スーパー「クイーンズ伊勢丹」を運営する
完全子会社三越伊勢丹フードサービスの株式の過半を、
三菱系の投資ファンド丸の内キャピタルに売却する方針。
「時事ドットコム」より
「三越伊勢丹、高級スーパー売却＝財務改善で投資ファンドに」
2017/10/22
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017102200242
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=4824352&media_id=4
百貨店以外の不採算部門も、整理対象に。
店舗が減れば、ポストも減る。
いつまでも昇進できない熟年社員数は、増える･･･
という事で、その次は、バブル期に雇い過ぎた
48歳以上の部長級を対象に、少しでも気持ちよく
早期退職に応じてもらえるかもしれない方策を打ち出した。
「時事ドットコム」より
「三越伊勢丹ＨＤ、早期退職金を上積み＝「バブル入社」削減狙う」
2017/11/07
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017110701098
>部長級の早期退職の対象年齢を現在より２歳若い４８歳からとし、
>退職金を最大５０００万円上乗せする。バブル経済期に大量入社した
>総合職を中心に高止まりしている人件費を減らす。
>新たな早期退職制度は１日に募集を開始した。
>３年間で８００〜１２００人の応募を想定している。
>杉江社長は、いわゆるバブル入社組の数が他世代に比べ３〜４倍に上ると説明。
>「今の退職金では誰も手を挙げない。
>（昇進できず）不満を持っている世代にしっかりとした金額を示した」と述べた。
三越伊勢丹HD、バブル期入社組に最大5000万円の早期退職金を積み増し
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=63&from=diary&id=4848945
>同社は90〜93年のバブル期に総合職を通常年度の3〜4倍採用しており、
>バブル入社組のコストが課題になっている。
>通常、総合職採用の社員の30〜40％は部長級クラスになれるが、
>バブル期入社組は10％も部長職につけていないという。
好景気が、一瞬で終わるとは思っていなかったのだろう。
退職金を最大5,000万円上乗せされて、
”今すぐ辞めたら、ラッキー！”
と思ってくれる部長級の方って、
どの位いるのだろう？
居辛くなって、自ら辞めていってくれる雰囲気にしたら、
職場が暗くなるぞ・・・
と言い切りたい所だが、人件費を抑制しないといけない所まで
三越伊勢丹ＨＤは、追い込まれているのだろう。
”三越伊勢丹で部長級でした”
という経歴が、次の職場探しで役立つといいですね。
その48歳以上の部長級で、早期退職に応じる皆さん。
>同社は、不採算事業の改革に伴い
>「アナスイ（ANNA SUI）」や「ケイタマルヤマ（KEITA MARUYAMA）」
>などを展開する子会社マミーナの清算を併せて発表した。
「ANNA SUI」
https://annasui.mammina.co.jp/about/
「KEITA MARUYAMA」
http://www.keitamaruyama.com/
ファッションって、流行から外れると
衰退するのも早い。
何十年も売り続けるのって、難しいんだろうな。
ログインしてコメントを確認・投稿する