ギリシャに消えた嘘（映画）

アテネ、パルテノン神殿のシーンから始まるサスペンス。地中海のあちこちの異国情緒をたっぷり楽しめました。
舞台は６０年代。アテネに住むアメリカ人のある若者が、同じアメリカ人の観光客相手にガイドをしています。親切なガイドに見せかけて、実はぼったくりや詐欺同然にうまく小金を巻き上げてます。
観光の目玉、パルテノン神殿で見かけたアメリカ人観光客の中に、裕福そうで幸せそうな年の差カップルがいて、それなぜか気になります。その後、三人で逃避行することになるとも知らず。。。

この作品はわざと昔の名作風に作ったそうで、画面が全体にセピア色で、音楽も演技もそんな感じです。ヒッチコックを思い出すような、見る者がハラハラドキドキしてしまいます。追われる側の心理描写が重苦しいのですが、なんと太陽が一杯の原作者とこの作品の原作者が同じということで納得です。