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2017年08月01日23:52

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色々考える


娘がまだ1歳の時、無認可の託児所に預けて仕事をしていた頃を思い出します。私の仕事はどんなに頑張っても夜遅くなる仕事。子供が出来て、それでも半分は減らしましたがやはり普通の保育園ではどうしても時間が間に合いません。


まだ若いオーナーさんが経営する、託児所でした。何となく、大丈夫かな?という不安はありましたが、何せ私もママ新米。前例も比較対象も無いのです。信じて預けるしかなかった。そこが一番家から近かったし。


ある日迎えに行くと、いつもは泣きながら待っている娘が珍しく眠っていました。風邪気味で薬を飲んでいたので、そのせいかも、とあまり深く考えなかった私。手帳にも何も書いていなかったです。

ところが帰宅後、2時間経っても3時間経っても、娘が目を覚ましません。流石に心配になった私は、もう1度連絡帳を読み返しました。何も変わったことは書いていませんでしたが、そこで、渡した薬の便が空になっていた事に、やっと気づいたのです。

確かに娘を預ける時に、1回につきこの分量と、書いて渡したはず。もちろん口頭でも伝えました。それまでも何度もお薬に関してはやり取りしていたので、変に信頼していたのです。

今から考えれば、私自身、なんて浅はかだったのだろうと、身が縮まります。


その時は「薬を全部飲まされてしまった!」とパニックになり、かかりつけの小児科医に慌てて連絡しました。その先生に「薬を全部飲んでいたら死に関わります。今すぐ救急車を呼んで!!」と言われ、もう反狂乱で眠る娘を連れて病院へ。


まだ小さい娘の手に、点滴を刺す様子を目の当たりにした時には「ごめんなさい!代わってあげたい。本当にごめんなさい!」と泣くことしか出来なかったなぁ。


担当の先生に、「あの託児所は要注意なんだよ。過去にも問題起こしてて。」と言われ、ますます自分を責め、一睡も出来ずに、娘に付き添いました。


朝になって、ようやく託児所のオーナーに連絡がつき、そこで言われたのが。

「何か1歳児にしてはこの薬は多い量だなーと思ったので、ちょっとだけあげて後は捨てました」

と。笑って言われました。


小児科医の先生には、「わかる?薬を飲ませる責任か、どんなに重いか。こんな人に大事な子供の命を預ける事が、どんなに危険か」


と叱られました。


きちんとした認可保育園では、薬を飲ませる時に指示書が必要だということを、その後知りました。


結局娘は薬を飲んでいなかったので、翌朝退院しましたが、その無認可託児所はすぐに退所し、仕事の量を更に半分以下に減らし、認可保育園に入所しました。


色々学びました。


書ききれないほど、色々と。



この記事を読んで、お子さんを預けていた両親をも責めるような言葉は、私自身にも重くいたたまれなくなります。どうか、子供を持ちながら働く女性が、少しでも安心して暮らせるような世の中になりますように。






■元保育施設経営者を釈放=1歳女児、食塩中毒死―盛岡地検
(時事通信社 - 08月01日 20:00)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=4697189
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