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2017年10月05日16:37

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10月4日神々の黄昏・飯守・新国

[指揮]飯守泰次郎

[演出]ゲッツ・フリードリヒ

ジークフリート ステファン・グールド

ブリュンヒルデ ペトラ・ラング

アルベリヒ 島村武男

グンター アントン・ケレミチェフ

ハーゲン アルベルト・ペーゼンドルファー

グートルーネ 安藤赴美子

ヴァルトラウテ ヴァルトラウト・マイヤー

ヴォークリンデ 増田のり子

ヴェルグンデ 加納悦子

フロスヒルデ 田村由貴絵

第一のノルン 竹本節子

第二のノルン 池田香織

第三のノルン 橋爪ゆか

合唱指揮
Chorus Master
三澤洋史
MISAWA Hirofumi
合唱
Chorus
新国立劇場合唱団/二期会合唱団
New National Theatre Chorus / Nikikai Chorus Group
管弦楽
Orchestra
読売日本交響楽団
Yomiuri Nippon Symphony Orchestra


第1幕

3人のノルンたちがよかった。声量も声の張りもあり、脇役ではもったいないくらいの出来だ。
このためか主役のブリュンヒルデが歌い出しても全く惹かれるものがない。
ラングの調子が悪いのかとも心配したが、演奏が進行するにつれ次第に声は出るようになった。
ワルトラウテ役のマイヤーとの掛け合いでは、ようやくラングの本領発揮となり
凄みのある歌声を聴かせてくれた。もちろんマイヤーもさすがと思わせるような
格調高い歌い回しだった。
グールドには相変わらずの声量に圧倒される。

第2幕

主役はブリュンヒルデだ。私にとってラングは、ローエングリンのオルトルートのイメージが
強く、憎々しい顔で執拗に歌い上げる姿が印象的であった。この2幕こそまさに
そのイメージ通りで、嫉妬と裏切りに怒り狂ったラングの表情と歌声には
ただひたすら引き込まれるだけだった。
合唱団は今回もすばらしい。

第3幕

悪くはないが、特に感動もなし。救済の動機を聴くと心が洗われるような感動を
感じることが多いのだが、今回はなし。ブリュンヒルデの自己犠牲がちょっと淡々と
したせいかもしれない。やはりラングは怒った場面こそ力量を発揮するのだろう。

オケは金管に耳障りなミスがあるとはいえ、低音が充実しまずまずの出来と思った。
指揮は丁寧ではあるが、エネルギーの持続が足りない気がした。


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