朝ごはんを食べようと、ふらふらと東陽町をさまよいました。
PRONTO?さんのモーニングは、10時で終わっていたので、松屋さんの朝定食にしました。
そうしたら、小鉢が1品選べるようで、とろろを選びました。
うーん、朝定食は、いろいろなお店で、激戦を繰り広げておりますね。
アベノミクスで、デフレは良くないとかで、飲食店が値上げに走りましたが、結局、デフレが、今は望ましいという、当たり前なことが語られるようになりましたね。
新自由主義経済学者は、山ほどノーベル経済学賞を受賞しましたが、ちっとも、人類に貢献せずに、百害あって一利なし、なところがあります。
ユダヤ人投資家がもうかるように、1%の金持ちと99%の貧乏人に分断する経済理論は、持続可能性がないんですね。
そもそも、99%の貧乏人は、ものを買う経済力がないわけですからね。
それでは経済が回る訳はないですよね。
まぁ、こういうときに、どう暮らしていくかという知恵は、昭和30年代の日本に学ぶことが有効だと思いますね。
当時は、結構、すごい、劣悪品も売っていたようです。
昭和33年の大阪で、お袋さんは、白熱電球が切れたので、買ったんだそうです。
安かったので、ピカイチ電球を買ったんだそうです。
それで、つけてみたら、1回、ピカッと光って、切れてしまったようです。
それは、極端ですが、おふくろさんは、メーカー品を買わないと駄目だと悟りを開いたようですね。
まぁ、わたしなりに、その無駄な買い物をしないということをいいかえると、いいものを長く使うということですね。
まぁ、大量生産、大量消費、大量廃棄というサイクルに組み込まれないようにするのです。
まぁ、長く使えるいいものを使っていると、買い換えたいと考えなくなるのですね。
私は、カメラは、最初に買ったニコンのF3は、いまだにうちにありますものね。
35年うちにある訳ですよ。
そりゃ、山ほどカメラを買いまして、売りましたが、そういう、どうでもいいカメラと、フラッグシップ機は、別物なんですね。
いいものを長く使うとは、どういうことかということを教えてくれます。
うちにあったライカM3は、今は、昔の現場で一緒に働いていた写真好きな警備の隊長さんにもらっていただきました。
新聞の写真の東京で、しょっちゅう入選したり、特選になったりしている人ですね。
そのM3は、私が生まれる前に作られた製品ですが、修理を繰り返して、今でも使えますからね。
レンズのズミクロンは、そのおじさんは、すっかり、その描写に惚れ込み、また、モノクロのフィルムで、撮影を始めた良いですからね。
まぁ、今でも、うちにライカの��fという機種がうちにあります。
バルナックライカと呼ばれる、デザインの美しいものですね。
レンズは、エルマーの沈胴レンズがついています。
これは、新宿の山崎さんのところで、再研磨、マルチコーティングをしてもらっています。
まぁ、世界最強のエルマーなんですね。
このエルマーの最初期のレンズは、世界中の人がライカの教科書みたいにいう本では、くず玉扱いされていました。
あるとき、そのくず玉を山崎さんのところで、再研磨、マルチコーティングをしてもらった人がいて、このレンズは、一般に出回っているエルマーより、全然写りがいいということがわかりました。
まぁ、その玉は、私が、山崎さんに再研磨をお願いしたのですね。
山崎さんから、このレンズは、すごいですよと、お電話がありましたからね。
この修理は、有名になったらしく、一時、その旧いタイプのエルマーを探すのが、ブームになったらしいですからね。
南青山に、レチナハウスという、クラシックカメラのお店があったとき、店主の望月さんが、その話をしていたので、あー、その玉は、私が修理に出しましたねと言ったら、驚かれましたね。
一眼レフの大きなレンズより、エルマーのちっぽけなレンズの方が良く写るとわかると、頭がおかしくなりますね。
どういうことなの？
一つには、レンズに使うガラスの純度があるようです。
ライカのレンズに使われていたガラスは、原石から、日本のレンズが100gガラスを作るとすると、10gしか作らないとか、1桁純度が違うとからしいです。
キヤノンのレンズ技術者さんがそういう話をしていたのを読んだことがあります。
いいものを長く使うというライフスタイルに変えることで、消費に回す、無駄なお金が減ります。
ヨーロッパは、決して、収入が多い訳ではないのですが、割と豊かなのは、ストックがあるからなのですね。
大きなのっぽの古時計は、アメリカなら捨ててしまうのでしょうが、ヨーロッパなら、当たり前に直して使うと思いますね。
アメリカで大量生産が始まったのは、T型フォードかららしいですからね。
そのアメリカ型の大量生産、大量消費、大量廃棄の流れに組み込まれないでいると暮らしは、断然楽になりますね。
中古で、いいものを探すといいよというライフスタイルは、案外、今の時代、一番役に立つ考え方かもしれませんね。
いいもので安いものを、中古で探すのが、生き甲斐みたいなものですからね。
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