傷物語 冷血編 鑑賞。

#傷物語 #冷血編 鑑賞。
(#この世界の片隅に に夢中になり過ぎて、最近まで傷物語の存在まで忘れてしまっていました。(^▽^;))
『どうせAV映画だろ、どうせAV映画だろ……』と期待値を最小限にして鑑賞。

とりあえず、「やっと終わったか。これで物語シリーズに未練は無い！！」とスッキリw
当然、AVの様なシーンはありました。完全に原作ファンの為に作り上げている感が満々嫌気が指しながら観てましたが、
期待値が最小限だったせいか、終盤(傷物語の根幹に迫る一連のシーン)は思いの外良かった。


「僕はお前を助けない」がいい感じに表現されていた。


個人的には、エロシーンも要らなければ、戦闘シーンも無くとも最後だけでいいから劇場で見せて欲しかったと思います。
(終盤には泣かれていた方が居たが、いかんせん…えっ？そんなに？って感じでした。AVのシーンさえなければ、分からなくも無いんだけど…)
ですので、他の方にはオススメしません。子供にオススメなんて以ての外w
見た人は、いつまでもAVを観たという背徳感を持って自分の映画としてくださいwww としか言えませんww
#尾石 監督というより原作がその様なラノベ的展開をしたが故に、それに従って作っているわけでもあるので、
#尾石 監督がエロ無しの作品を作られると、いいのもが出来上がるんじゃないだろうか。とは思います。
↓以下、良かったシーンネタバレ。












1番良かったのは、アララギ君に抜け殻の様にされた後の#キスショット が一言も喋らないこと。
只々、アララギ君から生き血を吸う行為が、果たして不幸か否か……
それは、映像だけをみれば
悲しいこと、
不幸なこと、
偽善なこと、
かもしれないが、
#キスショット は一言も喋らない事によって、視聴者に「この結果」を委ねている様に見えた。
今まで『馬鹿みたいにそんなことまで台詞にするのか』、と言わんばかりに喋っていた分、ここで効いてくる感じがした。

戦闘シーンは、確かによく動いていたしかし、「奇怪さ」がもう少し欲しかったところ。言うなれば人間の動きの中(型にハマっている)に制限されている様に思った。
魑魅魍魎、
奇々怪界、
有象無象、

な戦闘シーンが観たかったのであるが……まぁ#キスショット が手加減していることを考えると、あの辺だろうなと思う。
ただやはり最大の設定的弱点は、身体から切り離された腕や首が蒸発する。のは頂けない。
残った方が絶対に吸血鬼の恐怖。不死身の恐怖。が映像として映えると僕は思っている。(例えば、首が大量に飛ばされるシーンがあるが、あれをそのまま残して、首だけの小さな山を作り、その上で戦闘するシーン。として描ければ、
#キスショット がどれだけの人を殺してきたか。どれだけの首の上に成り立った存在なのか。
という比喩も含めて映像にも恐怖が湧いてくるものだと思った。非常に勿体無い。)