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2017年07月28日11:46

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ラクサンポ8

私の名前は川口民雄。子どものころから、周囲から浮いていた。学校の成績は低空飛行で、お情けで卒業させてもらった。小学校低学年のころからごく普通に生きられないと堪忍した。なんでみんなと同じことができないのだろうか。学校時代の運動会、学芸会、展示会、修学旅行で、周囲のクラスメートと同じ行動をとるのに、非常に神経を使った。仕事をいくつか渡り歩き、発達障害を支援するNPOで働いている。大人になって、検査を受け、検査の結果で、読み書きはかなり厳しいことがわかった。発達障害当事者は別に努力して、普通に見せようとしても、無理である。例え給与は低くとも、暮らしていければ、文句はない。この仕事は自分に向いているようだ。発達障害トラブルシューティングが仕事になった。

発達障害当事者会の例会、某市の市民センター、会議室。

参加者男2
「就職試験に落ち続けて、非正規雇用でしか、働けないです。将来が心配です。障害者年金を申請したいのです。病院を紹介してくれませんか」

参加者女2
「半年待ちの所が多いですけど」

参加者男2
「ええ、そんなにかかるんですか」

川口
「障害者手帳、取るとなにかメリットがあるんですか」

参加者男3
「都営地下鉄、バスが無料、博物館、映画館等の入場料が割引になります」

川口
「いいな。収入が減ったから、サポートがほしいな」

参加者女1
「ところが、いいことばかりないですよ。発達障害の場合は見た目、普通と変わらないから、手帳見せないと、普通の人々と同じ扱いを受けます」

川口
「それでも、2%の枠で有名企業に入れるんだったら、ものすごいメリットだと思うけど」

参加者男2
「俺もそう思うよ。だけど、デメリットもあるんだ」








 



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