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2017年07月31日00:10

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他人事ながら、ちょっと辛かったテレビ

テレビ大阪で、町行く人に声を掛けて、自宅に眠るお宝を査定してみませんかって番組をやってた。
なぜだかよその子を連れた58歳の女性、妹とふたりで住むマンションの一室が5年前に60歳で亡くなった兄が遺した荷物で埋まっているので見てくれと言う。
兄は若い頃から、「将来値打ちが出そうなもの」を買い漁るのを趣味としており、そのコレクションだけに処分できず、5年前から手付かずになっているとのこと。

番組が訪れると、6畳の部屋はダンボール箱でいっぱい。
鑑定士さんの前に次々と運び出されるバービーやリカちゃんの人形類と、その他のノベルティ。
これは中国製、これは復刻版、これは値段がつかない.....。
なんと、兄が将来価値が出るはずと思って買い集めたもののほとんどはひと山なんぼのガラクタ同然だった。
どうにか見つかった、それなりに価値のあるものにしても、10点ほどで72500円。

たぶん、兄はずっと妹に自慢してきたはず。
わしのコレクション、かなり金掛かってるけど、いまの価値にしたら何倍何十倍にもなんねんで。
ところが、選び出されたもの以外は、買取りはできるが、個別に値段がつくようなものではなく、ひと箱何ぼびレベルばかり。
結局、最初の72500円と、残った36個のダンボール箱に詰まったもの全部が127500円の合計20万円で査定完了。
妹さんたちは処分に困ってたものがなくなったうえ、部屋が広くなり、お金にもなったので万々歳。
でも、カメラに映されてないところでは言ってたに違いない。

お兄ちゃん、何十年もかけてあんなにたくさん買い集めてたけど、まさかガラクタがほとんどだったとはねえ。
将来値打ちが上がるどころか、使ったお金の10分の1にもなってへんのちゃうか。

辛い、辛いなあ。
生きてるときに兄貴風を吹かせていただけに、なおさら辛い。
他人事ながら、見ていて辛い。
うちにもいろいろわけわからんもんがあるからなあ。
物置に使ってる4畳半に主にしまってある昔のおもちゃとか写真集にノベルティ。
そういうのに金掛ける趣味はないから、すべてが二束三文、高くても数百円までで買ったもんやけど、もしこの番組の兄みたいになったら、麻由美ちゃんが来て、なんやねんこのガラクタはと言って処分するに違いない。
知らない人が見ても貴重かどうかはともかく、希少であることはわかるようなもんばっかしやから、それなりの金額を出して無駄使いしたと思われたら嫌やなあ。
いまのうちに購入金額を添えた目録を作っとかなあかんかな。


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