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2017年07月26日08:51

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毒にするには薄味だし、薬の効果もない。

■竹内涼真、強烈キャラは高畑充希を変えるか? 『過保護のカホコ』遊川和彦脚本の狙い
(リアルサウンド - 07月26日 06:03)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=169&from=diary&id=4686158
遊川和彦脚本の特徴は、性善説の否定、ヒューマニズムという自己満足の否定、偽悪趣味、露悪趣味だろう。もちろんさんざん悪意の画鋲をあたりにまき散らしておいて、最後には足を血だらけにした視聴者に感動というバンドエイドを用意している。

それを上手いと評価するか、あざとい計算と見るか?

コメディのはずなのに、笑えない。これは主演の高畑充希のキャラにリアリティがないからだろう。大学卒業間際まで、就活のときまで、すべて母親任せなんてメアリと魔女の花、じゃなくてアリエッテイなのか?

それを日本の現実への皮肉、パロディだというのなら、その分析は浅すぎる。母子密着どころか、いまの日本は母が消えた、または母が子供を食い殺す(あくまでも比喩だよ!)時代なのだ。あのエヴァンゲリオン、14歳の少年少女が戦う相手、正体不明の使徒とは、凶暴化した母の象徴なのだから。

(何度も書いているが)ユング心理学の河合隼雄さんの指摘、母性社会日本、その日本から母が消えた、または母が母であることを拒否した、それがいまの日本社会だろう。

そういう現実への危機感が薄い、だから毒にも薬にもならない。このままドラマはつづいていくのか?




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