陸軍病院で“一人”目を覚ましたヴァイオレット。
大陸戦争で一命は取り留めたものの、白く滑らかな両腕は失われ、義手になっていた。
そんなヴァイオレットの元にやってきたのは彼女の後見人となったホッジンズ。
ホッジンズは軍を辞め、郵便社の事業を立ち上げようとしていた。
彼は親友との約束を守るため、また、ヴァイオレット自身に幸せになってもらうため、彼女に自動手記人形サービスの仕事を薦める。
「紹介しよう、ヴァイオレット・エヴァーガーデンだ」
ヴァイオレットは冷たい美しさを宿した相貌で、人形のようにお辞儀をした。
暁 佳奈:ヴァイオレット・エヴァーガーデン 下巻
京アニのアニメを見ているときに、よくCMで流れていた作品です。
アニメ化企画進行中です。
CMの通りのクオリティで放映されるとなると、京アニの本気が見られる気がします。
まじパねぇよ。
さて。
全く同じ書き出しですが、今回は下巻。
完結です。
上巻が短編集で、過去の話も1話。
下巻は、過去から現在(上巻)までのお話と、完結編。
短編の内容が少しだけ出てくるのは、個人的には好きな演出です。
道具として扱われた少女が、自動手記人形としての仕事を通じ、人と触れ合い成長していくお話。
中々にもどかしく、じれったいですが、周りの大人たちのおかげもあって、徐々に成長する姿は良いものだ。
全編を通じ、読みやすく、話の繋がりも面白く、良い本でした。
ただ、ヴァイオレットの出自やら後日談はもっと読みたかったところ。
短編に見せかけた長編の上下巻が終わったのなら、本当の短編でそこら辺の話が読みたいですね。(アニメ化の後の劇場版に取っておいてあるのか?)
アニメ。
楽しみだ!
中途半端なお盆休みの計画するかな
シド『日傘』を聴きながら
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