基地引き取りで辺野古を止める

ロシナンテ社の月刊むすぶ１月号に載っていた「大阪に沖縄の米軍基地を引き取る」を読んで
一昨日、5.15復帰·併合45年「基地引き取りで辺野古を止める」
お話　安里長従(ながつぐ)さん(沖縄在住·司法書士·「4.29緊急シンポジウム〜県外移設を再確認する〜辺野古新基地建設を止めるもう一つの取り組み」のパネラー)
共催/沖縄に基地を押しつけない市民の会、沖縄差別を解消するために沖縄の米軍基地を大阪に引き取る行動
に参加してきました

このお話は『月刊琉球』１７年２月号の謝花剛氏の「基地引き取り運動への提言(県外移設論の再確認を含めて)」をヒントに行われました
https://firbo.themedia.jp/posts/2049893

まず関西沖縄文庫の金城馨さんのこれまで運動してきたが基地建設をなかなか止めることができなかった話がありました

次に安里長従さんのお話でした
名前の紹介で台湾を征伐した西郷従道の「従」と同じ字でちょっと不満そうでした
長男では無いのになぜ長がつくかの話もありました
具志堅用高やBEGINも石垣島出身

那覇で司法書士をしていてグレーゾーンなどの借金問題に関わった話
沖縄の子どもの貧困率が全国平均16%に対し29%もあることは
基地に対する振興策があるので自力経済が育っていないこととセットであること

日本に基地を引き取ることを謝花論に沿ってパワーポイントを駆使して解説

「『引き取る』とは、沖縄以外の全国のすべての自治体が候補地であり、そのひとつの候補地としての引き取る覚悟を求めている。具体的な引き取り場所は本土のみんなで話合って納得して決める。そこでは安保を破棄することも可能である。安保破棄の世論が多数を得られないのなら、その結果責任を負うべき。その責任を負わずに、沖縄にもどこにも要らないということは、沖縄への差別を固定する不正義である」(65ページ上)

憲法第１４条　法の下の平等を新基地建設の場所を決める時にも生かすべき
沖縄以外の全国から新基地の候補地を選ぶべき

流動的少数者と固定的少数者の話(長尾龍一『憲法問題入門』ちくま新書)

引き取りは安保容認派、破棄派、ND(新外交イニシアティブ)とも両立すること

質問では
堺市議会に決議を４回求めたが理解されない方

友達と基地の話がしづらい方など

沖縄差別を解消するために沖縄の米軍基地を大阪に引き取る行動の松本亜季さんや韓さんからもお話

自分が悪者であるとはなかなか認めたくない話など

安里さんは日本からの移住者の多いところに住んでいるが、酒を飲んで沖縄の人をバカにするようなことを大声でしゃべっている日本の人(経営者)がいて、カッとなって殴りたい衝動を抑えて、殴っても差別はなくならないのでこらえたことがあり、差別を解消したい熱い思いに共感しました

以上