さすがに放送禁止用語というものはあったのだろうが、今のように何でもかんでも差別だなんだといわれなかった。
現に、あしたのジョーでは、丹下のおっさんを、「めっかち」って言っても、少年院の見世物で「せむし男」をやっても、そのまま放送されていた。
タイガーマスクのエンディング曲なんて、「みなしごのバラード」
そのものずばりで「みなしごハッチ」なんて言うファミリー向けアニメもあった。
そのあとでも、ドカベンでは、岩鬼が山田の妹を「どブスちび」って呼んでた。
子供たちの間でも、「びっこ」や「ぎっちょ」は通常の会話でも悪意なく使われていたし、共働きの子供は「かぎっ子」よよばれてた。
「つんぼ」や「ちんば」は学校の先生も使ってたし、時代劇では堂々と「ててなしご」なんかの言葉も使われていた。
あの頃の生活会話を、そのまま放送したら、ピー音だらけかもしれない。
ただ、使うほうにも悪意はそれほどなかったし、その言葉を取り上げて、差別だなんだって騒ぐバカもいなかった。
人間同士の付き合いがおおらかで、ぎすぎすした関係じゃなかったなというのは言えるだろう。
1960年代ってどんな時代? 窓枠が木製からサッシに変わった
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=125&from=diary&id=4552069
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