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2017年04月01日23:40

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堀野さんちのゴールデン

乳児かんだ飼い犬 悲劇はなぜ?
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=4506929

  前の前の前の住まいの隣に、大きな雄のゴールデンがいた。
  自転車で前を通り過ぎる時だけ、一声だけおおきく吠える。
  それが怖いという自分に、ツレは「遊んでほしいだけだよ」と。

  そうなのか。にわかにはしんじがたいが、門扉ごしに近づくと、吠えずに尾をふる。
  そして、門扉に体側をつけ、こちらを横目で見上げる。
  「撫でやすいようにしたよ」と。
  ひとしきり撫でたあと、門扉から塀沿いに移動すると、彼も同じ方についてくる。
  塀の上をポンポン叩いてみると、立ってそこから顔をのぞかせる。
  顔を近づけると、ペロペロなめてくる。
  初対面でも意図がつうじるのか、と感動する。
  
  以来、いつもかまうようになった。

  あるとき、飼い主の堀野さんが手に包帯を巻いていた。
  発情期で、前を通る雌に飛びかかろうとし、門扉に前足が挟まってしまったゴールデン。
  助けをもとめて吠えていた彼を、堀野さんが抱えたところ、噛まれたという。 
  「痛くさせてる主犯」と誤解されたみたいだと。
 
  ゴールデンはそれから去勢され、はちゃはちゃ具合は減退した。

  1992年、三鷹台時代。自分はまだ20代だった。
  
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