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2016年11月06日23:34

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漫画とコミックの方法論のちがいとか、アメリカ映画今昔的なこととか。

コミック映画化、失敗しないシンプルなコツ マーベルCEOに聞く
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=14&from=diary&id=4279159

いやー、そりゃ、タイトルだけ映画制作会社に売って、映画は漫画と別物ですからっていう日本と、何十年も培ってきたキャラクターイメージが損なわれては商品価値に多いにマイナスになるっていうアメリカでは、そりゃ気合の入り方も違うってものでしょうね。

それに日本の漫画と違い、アメコミは同じキャラクターでも設定をいじったり、本編とは違う物語を描いてもOKな土壌があるので、日本ほど原作と違うっていう反発は少ないんじゃないかなとか思いますよ。
例えばどんな話があったかと言えば、バットマンが19世紀のロンドンで活躍したり、ハルクが他のヒーローを全部やっつけて帝王として君臨するホロコースト後の未来があったり。

シネマティックユニバースなんて呼ばれる通り、コミックとは似てるけど少し違う世界設定、なんてのはアメコミファンからしたら当然アリなんですよ。というか、コミックの中だけでも、パラレルワールドが何百と存在してるのですから。

だから、ファンの許容範囲が、多分全然違うと思うんですよね。
もちろん、映画自体の出来が良いから認められるんですが。


それはそうと、今でこそアメコミ映画はこんなにヒットしてますけど、昔は結構アレでした。

キャプテン・アメリカは二作品ほど観たことがありますが、七十年代ごろの作品は、CIAだかのトップエージェントで「キャプテン・アメリカ」と呼ばれていた父親の名前を襲名する主人公という、設定自体完全に違うし、シールドなんてフリスビーほどの飛び方でした。
九十年代ごろのキャップは、一応設定はコミックに準拠してはいるものの、コスチュームを着ているより素面で戦うシーンのほうが多いし、キャプテン・アメリカより助けに行ったはずの大統領のが強いんじゃね?って印象のしょぼーん具合でした。

パニッシャーはドルフ・ラングレン主演で制作されましたが、タイトルを伏せられてたら、パニッシャーの映画化とはわからないくらいだったかと。

スパイダーマンもシリーズて数作作られましたが、壁を這うシーンも少なく、クモ糸でビルの間をスイングするなんてシーンは観た記憶がありません。

最初のキャップとスパイダーマンは、おそらくTVの2時間スペシャルドラマとか、そんなんだと思います。

そんな中、ハルクのTVドラマは、超人的な敵こそ出てきませんが、バナー博士の苦悩などのドラマ部分が大変よく出来ていて、とても面白かったです。
が、残念なのは、2時間特番版。デアデビルやソーがゲスト出演するのですが、デアデビルの回は未見なのですが、ソーの方はというと、ソーは神様でもなんでもなく、冷凍冬眠から現代目覚めたバイキングの戦士というトンデモ設定。現代に甦って右往左往、ハンマー片手に大騒ぎする古代人な感じでした。

そんなわけで、やっぱり原作がどうとかよりも、まず映画として面白いものをしっかり作るって、最も基本的なことが大事ということですかねぇ。

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