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2017年02月28日21:55

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ファンも堕ちたな

声優事務所「行き過ぎた行為」ファンに自粛呼びかけ
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=8&from=diary&id=4454668


実は私も30数年前にはアフレコ現場で声優さんの出待ちをしていた者でした。

その当時は入り待ち・出待ちは当たり前で、
私も友人に誘われて録音スタジオの前にのこのことついて行っていたのです。

録音終了まではスタジオ建物の出口周辺で友人や友人の友人達と
いろいろ会話をして楽しんでおりました。
その頃の私はアニメにもそんなに詳しくなかったので
声優さんのことなんて尚更知りませんでした。

それでも、作品のことやファン活動の話を聞いたりして
楽しいひと時を過ごすうちに録音が終了して、声優さん達が建物から出て来ると
「おつかれさまでした」と挨拶したり、
顔馴染みりの声優さんだと少し会話をしたりしていました。
私の友人を含めて、出待ちしている人々は元々は全く縁も所縁も無い関係だったのが
自然発生的にグループとなって統率も取れていました。
よって、製作側の方々やスタジオ近隣に迷惑を及ぼす行為は慎み
互いに気をつけ合う状態になっていました。

私は声優さんのことも詳しくどころか全く分からなかったので
友人とかに
  「あの人が○○の声やってる誰々さんだよ」
なんて教えてもらったりしていました。

その内に
  「ひろさんBGM集買ってるならサインして貰えば良いのに」
と言われたので、
  「そんな立場じゃないし、声優さんとも顔馴染みじゃないから」
と遠慮しましたら
  「じゃあ一緒おいでよ。サイン頼んであげるから」
と言われて、出待ちの時にLPレコードのジャケットにサインを頂戴したりしました。

私が出待ち仲間になった頃に、「おたく」と呼ばれる過度なファンが出現しました。
当時の「おたく」は今とは異なり、一匹狼で絶えずポスターやグッズをバッグに入れて
持ち歩いている連中のことでした。
その様な連中の一人が出待ちをして、声優さんにサインを求める行為がありました。
しかも、同じ声優さんのサインを何度も求めていることから
以前からの出待ち組は
  「奴はサイン色紙を転売しているのではないか」
と怪しむ様になり、その「おたく」に対して
  「これ以上のサインの要求は迷惑になるから止める様に」
申し入れたりして、トラブルの回避もしていました。



この様なファン側が共同体となって自制することで、
入り待ち・出待ちでの迷惑行為を抑止しており
製作側とファン側は良好な関係を保っていました。

それだけに、今のファンが何をやらかしたのか知りませんが
人としての在り方を問われる様な道徳感の欠落した人間になってしまったのは
現代の躾や家庭教育がなっていない証左であると感じました。
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