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2017年02月17日15:29

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選択肢の多様化

ネットの声は当てにならない!片道二万円の豪華夜行バス、ドリームスリーパー東京・大阪号を本音レポ
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=58&from=diary&id=4436614

かつては、こうした需要は寝台特急、寝台急行が担っていた部分です。
ただ、列車は編成が固定されていて、需要に応じて連結両数を変更することが難しいという面がありました。
繁忙期に臨時列車を出すことが出来ましたが、閑散期に編成を減らすということは出来ませんでした。
それでも、全国新幹線網が出来る以前の時代は、地方のホテルが少なく、予約も電話に頼るしかなかったことなどで、その需要を支えていたところがあります。
東京−大阪間には、急行「銀河」が走っていました。
東海道新幹線以前の時代には、東京−神戸間で走っていましたが、その後東京−大阪間に変更されています。
多客期には、座席のみの臨時列車銀河51号も走って、私もよく利用しました。

これら夜行列車は、需要変動対応が弱かったこと、新幹線網の発達によって多くが日帰り圏に移行したことにより消滅しました。
その中で高速バスが生き残ってきたのは、鉄道や飛行機に対して料金面で優位を保っていたことにあるでしょう。
鉄道なら普通列車の乗り継ぎでも8,750円かかるところ、席が確保されて3千円台で行くことが出来るメリットは大きいと言えます。
高速バスのベースを支えているのはそこにあることは間違いありません。

一部に、さらなる乗り心地の向上を望む人たちがいましたし、女性の利用が増加していることからプライバシーへの配慮も必要になってきました。
カーテンによるパーティションやカプセル型座席などを配置して、その需要に応えてきたことの究極の形が全個室型ということになるのでしょう。

新幹線の通常期の運賃が13,600円程度ですから、これで東京または大阪に行ってホテルに泊まれば、宿泊費が8千円(安心して泊まれるレベルで)かかるとして、2万円はある程度お得な設定と言えるでしょう。
別々に支払うと、余り抵抗なく払うのですが、一度に2万円と言われると拒否反応が出るのは人間の面白い心理現象かもしれません。

費用を切り詰めたいという人たちの選択肢の方がはるかに多い中でのプレミアムサービスと考えれば、案外一定の需要はあるように思います。
近いうちに一度試して見たいと思います。

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