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2017年02月12日12:59

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苦しい物言いだなあ、オイ

テイク(トランプ大統領談話:安全保障上の協力、日本の貢献への謝意)は評価せず列記するだけ。
ギヴ(安部総理大臣談話:安全保障上の協力、米国への投資の継続)は「擦り寄りすぎ」

ではぐるりと見方を変えて米国視点で見てみ?

テイク(安部総理大臣談話:安全保障上の協力、米国への投資の継続)は評価せず列記するだけ。
ギヴ(トランプ大統領談話:安全保障上の協力、日本の貢献への謝意)は「擦り寄りすぎ」

言おうとすれば同じことが言えるのよね。
これつまりギヴ&テイクが成り立っている訳で、現時点ではきちんと成果が出ていると思うがな。

TPP関連に関して安部首相の目算が狂ったのは先月明らかになった通りで、
米国のTPP加盟を求めた日本政府の立場に対し、米国政府の立場は非加盟で明確になった。
それを今回覆すには至らなかったのはご指摘の通りだろう。
(まあ覆した方がいいのか否かは私には分からないが)

だが、今回別に日本に不利な経済協定が結ばれた訳でもなく、
経済に関しては今後も協議を継続して行くというだけで、目下状況は変わらない。
まだ成果を評価する段階ではなかろう。

つまり安全保障面では一定の成果を得られ、経済面では協議継続中。
今のところ、今回の協定では成果こそあれ、こちらが失ったものはないだろう。
その成果を無視して、

「親密すぎて、篭絡されているように見える」

とは、ほとんど予め主張したい結論を言うためのこじつけに近いと思うよ。



籠絡されて一方的に利益を持って行かれることは、当然警戒すべきことではあるよ。
それを警戒することは間違いじゃないし、むしろ大切なことさ。
ただそれは外交をやる以上つねに気を付けていなければならないことのひとつで、
今回の成果がどうであったかとはまた別の話だ。

成果の評価は、あくまでもこちらの提供に対して、何を引き出せたかという点に尽きる。
公表されていない密約の部類に関しては何とも言えないから、
もしかしたら裏では一方的に搾り取られている可能性も否定はできない訳だが、
そこは見えない以上評価のしようがない。
評価可能な表に見えている部分だけを見る限り、一定の成果は挙げていると思うよ。



成果を否定的に評価しているなら、そう書けばよいわけだ。

日米首脳会談が物別れに近い状態で終わったという評価ならば、

「日米両首脳の主張は平行線で、互いに得るものはなかった」

というように。
日本が一方的に搾り取られて終わったという評価ならば、

「日本の一方的なギヴに対して、碌なテイクを引き出せなかった」

というように。
外交努力が水の泡とか、目算が狂ったとか、厳しい状況に追い込まれたとか、
成果を否定的に評価することができた訳だ。

そう書かないのは、書けないだけのテイクが引き出せたからだろうよ。



尤も、細かい部分は措くとして、大筋では日米ともに、別に新たなギヴ&テイクを築いた訳ではないとは思うけれどね。

「政権は変わったが、従来通りの関係を続けて行く。
経済問題に関しては、今後も協議を継続して行く」

ということの確認だからな。
だから新たな関係を築いたという訳ではないが、
これまでの協力関係の継続を互いに確認できたというのは、重要な成果だと思う。



経済に関しては、結論の出るのは先のことだ。
今後は麻生ペンスラインを含め、経済面での協議も色々とあるだろう。
それに関しては、政府には是非とも籠絡されずに通すべき主張は通してほしいものだね。
記者殿のおっしゃる通りに。




■完全にトランプに手玉に取られる安倍首相…対米「隷属」「ひれ伏し」外交の幕開けか
(Business Journal - 02月11日 21:22)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=175&from=diary&id=4428148
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