確かに

確かに、ジョークとしては、確かに面白いのかもしれないけど・・・・・正直、笑えない。
世の中には子供が欲しくても出ない夫婦がいて、
その中には不妊治療に挑んでいる人たちも大勢いて、
その何%かの人が治療の甲斐もなく断念せざえないことに嘆き悲しんでいる人達がいる。

俺の友人も、不妊治療をしているけど恵まれず諦めるしかなかった。
奥さんは、一時期、本当に元気がなくて心配だった。
姪っ子夫婦も、不妊治療をしているけど、まだ恵まれていない。

硬く考えすぎなのかもしれないけど、男性が妊婦の真似をしてこんな形で
真似をすることで、(冗談でも)『男の俺でも妊娠できました』みたいなとメッセージになって子供に恵まれず苦しみ嘆き悲しむ人たちの心を掻き毟ったりしないか心配だよ。

実際姪っ子からメッセージが来て、『ショックを受けた』っていってきてたし・・・・
慰めはしたけど・・・・
夫婦になれば誰しも必ず100%の確率で子供に恵まれるっていうんなら、このことで
悲しむ人や不幸になる人がいないというのなら、ジョークにしても問題はないよ？でも、
子供に恵まれて、喜ぶ人たちがいる反面、子供に恵まれず悲しむ人たちもいるのが現実。
そうしたデリケートな問題を、ジョークにしていいのかどうか？

それとも『不妊治療しても生まれないわずかな人のために、このネタをやめることなんてできない』と？
身近で苦しむ人たちを見ている前で、例えば無差別殺人で大勢の犠牲者や負傷者が出た事件現場の隣で、大量殺人や無差別殺人事件の寸劇を面白おかしくジョーク仕立てにしたものをやったら？　身内を殺され悲しみにくれている人たちも手を叩いて喜んでくれると思う？　ってことだよね。

無神経とまではいわないまでも、ちょっと配慮が足りないんじゃあないかって思ってしまった
なにより違和感より面白いという絵の方が大きいことにも、すごく違和感を感じずには
いられなかった・・・・・


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