先日また「最近コーヒーはブルックスばかり」という人に会った。いわゆるオンザカップ式で器具要らないし、何より単価が安い。
実はブルックスはあまり飲んだ事はないが、他の個包装オンザカップタイプとひとくくりに「非常用なら」程度に扱っていた。だって焙煎も粉砕粒度も選べないから。
しかし、この所タケイコーヒーが買えず、[安さに負けて]問屋の特売豆ばかり買っている自分を省みるに、ブルックスに至っている人と何ら変わりがなかった事に気づいてしまった。単に手間のかかる「豆買い」をしている事に満足を求めているのならむしろマゾに近い。粉だって個包装ならひと月以上余裕でもつもんね。
それに気づいてブルックスに手を出すかと言うと、それはまた別の問題。たまたまブルックスやその他のオンザカップタイプ個包装の焙煎が許容範囲な人は迷う事はないと思うのだが、残念ながらやっぱりあそこまで深いのを常飲したいとは思えなかった。コストを理由にそこまで譲るなら50袋2百円の紅茶という選択肢を選ぶだろう。
1回の抽出に使う豆の量を8gとすると、生豆100g煎り上がり90g弱で11回分。特売の単価170円なら、1回分15.5円。ブルックスでも20円を切る選択肢は多くないようなので、焙煎度を選べる分都度豆を挽く手間を支払う価値はある。オーディオで自ら力説している通り「貧乏人は手間と工夫」を地でいく恰好だな。
ちなみに問屋の豆を個包装オンザカップドリップパックにした物も売られている。10包5百円ちょい。ローストは恐らくミディアム一択。やはりブルックスは安いのだなあ。ちなみに問屋のこれ、包装がオシャレだと評判がよいのでプレゼント用には重宝している。ここ数日は無料で「クリスマスラッピング」(※)もしてくれるのでありがたかった。お年始用には使えないけど(笑)。
※いつもの紙手提げ袋にリボンシールを貼るだけなんだけど、元々緑の袋なので赤いリボンシールがつくだけで立派にそれっぽい。
ブルックスの最大の利点は全国どこでも買える「通販」って事なんだろうな。これまで、どこに引っ越しても、まず「どこで豆が買えるか」から生活が始まっていたが、こういうチャンネルを持っていれば慌てる事もなかったのか。まぁ今更引っ越すつもりもないけど。東京ならヤマモトも倉木もあるし、万一大阪でも花田コーヒは健在だろうし。
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