■「福島県民お断り」...南相馬出身・女子中学生の人権作文が反響呼ぶ
(Jタウンネット - 12月08日 17:10)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=241&from=diary&id=4332315
原発が高いのは知っている人は知っているが、いよいよ自然エネルギーが来たか。
下記のとある経済系メルマガが参考になる。
●米グーグルは2017年に自社で使用する電力を100%再生可能エネルギーに切り替える。
使用電力の95%を占めるデータセンターの省エネ化に成功する一方、発電コストが
低下した風力や太陽光の調達を世界規模で拡大。経済性と環境配慮の両立が可能に
なった。
グーグルは世界13カ所でデータセンターを運営するほか、約60カ国150都市にオフィ
スを構える。15年の電力使用量は5.7テラ(テラは1兆)ワット時と島根県(人口
約70万人)にほぼ匹敵する。
日本経済新聞 2016年12月7日
★アルファベット傘下のグーグルが電力を再生エネルギーで100%賄うという志は
良いものだと思う。
しかし、ものごとには本音と建前がある。
競争の厳しいICT業界で戦うグーグルだから、建前の「地球に優しいを目指す」
だけで物事は運ばない。
こういう話が出るためには本音ベースのストーリーが隠れている。
しかし、この記事もそうだが、大抵のICT賛美記事には本音が書かれない。
グーグルは百万台以上のサーバーをデータセンターに保有しているのだが、データ
-センターに必要なものは、サーバーを動かす電力とサーバーを冷やす電力が殆どを
占める。
グーグルが競争力を維持するにはこの心臓部のデーターセンターの運営コストを
引き下げる事が重要だ。
そのためには低コストで電力を購入しなければいけない。
ということは、このニュースは「再生可能エネルギーの方が化石燃料エネルギー
よりも発電コストが安くなった」ことを意味する。
グーグルのブログを見ると、再生エネルギー調達の95%以上は風力で残りが
太陽光だ。
http://bit.ly/2gYEIR9
太陽光発電は風力発電が風の具合で電力が少ない時のヘッジとして使われていると
みられるから、風力発電のコストが相当下がったのだと予想できる。
2020年の見通しではメガワット時当たりのコストが、風力が平均47.8ドル
最低43.8ドルと、最も低コストと見られていたガスコンバインドの75.2、
70.4ドルよりも遥かに安い。
http://bit.ly/2hfZ7QL
ちなみに太陽光は風力が平均125.3ドル、最低97.8ドル。原子力が平均
95.2ドル、最低91.8ドルとなっている。
コストで選ぶなら風力と言うのは、ビジネス上当たり前なのだ。
このニュースは、日本では電力料金がべらぼうに高いので、次世代のICTビジ
ネスでは圧倒的に不利になっている事も示している。
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