【快楽主義者の】神様は何も禁止なんかしてないよ【戯言】

　唐突だが、私は体育の授業が大っ嫌いだった。

まぁ　見りゃわかるわな。

それが、ジムなんかに通って、どうしたことか、今日　グループレッスンで、腕立てスクワットとか、20年ぶりくらいにやらされてみた。
きっと20年ぶりくらいに動いた筋肉もあるはずだ。


するとどうだろう。
筋肉と心拍は悲鳴を上げて抵抗するものの、意外と楽しい。
あれ？じゃあなんで体育の授業が嫌だったんだろう。


我々デブは、機敏に動くことができない。
中途半端な動きをして、女子の前で恥をかかされる。
とは言っても、自分が2枚目路線に行くことをあきらめていないから、おどけることもできない。


または、我々デブが混ざったチームがことごとく敗北し　連帯責任だとか　わけのわからない理屈で腕立て伏せとかをさせられる。

デブの自分と組んでくれた優しい人たちが。
自分と組んだばっかりに腕立て伏せをしている図を見せられる。


体育の授業が大っ嫌いなわりに。

水中で世界が完結する水泳。
ひたすら個人種目である自転車。

こういうものは実は嫌いじゃない。


今日受けたグループエクササイズは　自分の心拍数をモニターしながら、スクワットやらストレッチやら運動するというもので。

心拍数が170を超えて、伸びない関節、ドタドタとセイウチみたいな動きをしていたとおもう。

だけど、それをあげつらって笑うクラスメートはここにはいないではないか。


やっていることはまるで体育の授業なのに。
我々デブは人一倍、味覚と自分に甘く、苦しいこと嫌いなはずなのに。

楽しいと思ってしまった。



もしかして。

意識的にも、無意識的にも、自分に禁止を持つことで、選択肢を狭めていたのかもしれない。



さて、諸君。
もういい歳なんだからとか。

同級生はみんな所帯持ってるよとか。

仕事が男の甲斐性だろとか。

しょーーーーもないことで自分自身の快楽を禁止している部分がありゃせんだろうか。


ギター弾いててもいいじゃないか。

イイおっさんになった今でも　fenderより　ESPが好きで　悪いか。
JUJUよりやっぱりcoccoが好きで悪いか。


不経済でもスポーツカー好きでいいじゃないか。

自ら　つまらない禁止で　自分を縛って萎縮してしまうのは。
空が低く、世界が縮まるマインドであると　心拍140くらいにおちついた今　思う。




そんなわけで　もとより快楽主義者だけど、今の私にはさらに　なんの気後れもない。

コンビニでどうどうと


快楽天を買ってきた。エロ漫画である。