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2016年12月03日20:11

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死刑執行から21年後に再審無罪 中国「遅すぎた正義」

■死刑執行から21年後に再審無罪 中国「遅すぎた正義」
(朝日新聞デジタル - 12月02日 20:50)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4323449

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中国で22年前に起きた強姦(ごうかん)殺人事件の死後再審で、最高人民法院(最高裁に相当)は2日、無罪判決を言い渡した。当局は「習近平(シーチンピン)指導部が進める司法改革の成果」とアピールするが、関係者が「政治の妨害」を示唆したことから、市民からは「遅すぎた正義」への批判が噴出している。

 事件は1994年8月に発生。河北省石家荘市で38歳の女性工員が殺され、同10月に当時19歳の男性工員が逮捕された。一、二審とも有罪となり、95年4月、二審判決の2日後に死刑が執行された。

 ところが、2005年に別の事件で捕まっていた男が「自分が真犯人」と名乗り出て、メディアが「冤罪(えんざい)の疑いがある」と相次いで報道。死刑となった男性の家族は07年から裁判所に無罪を訴え続け、最高人民法院は今年6月に再審開始を決定した。

 同法院は「逮捕前後の本人や証人の調書がなくなっており、自白内容に疑いがある」などと指摘し、「被告の犯行とは断定できない」と判断した。二審の裁判所も即日、家族への謝罪文を公表し、賠償の手続きを進めるとした。
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人間が完全でない以上、冤罪は起きうる。死刑であれ、無期刑であれ、間違えましてで済まされるはずもない。

しかし、時間は巻き戻すことはできないから、実際的には、責任の取りよう(現状回復)などできようもない。

だから償うことでしかできないが、過ぎ去れた時間は金でもどうしようもない。20歳で無期懲役になって70で冤罪でしたと言われても、いまさらどうしようというのか。新垣結衣を抱かしてくれたてても、ちょっと足りない気がする。仕方がない、真野恵里菜とか、石原さとみとか、中元日芽香とか、広瀬すずもつければいい?という問題でもない。

というわけで、どうしようもない所をきちんと評価したのは偉いなぁと思う。こういうことをするのには、何か、正義という概念がなければ、できないことであって、それが中国という社会を構成してゆくのだろうという気がする。

アフリカでも多くの投資をして、そこに中国という価値観を蒔いているのには、彼らの人間性の良さであったり、その背景にある思想性みたいなものがあるのだろう。

もちろん、長所即短所、短所或長所、みたいな話ではあるが。

だが、こうなると、有罪判決を出した裁判官や、それを捜査した検察、警察というものに再捜査が入らなければならないだろう。

そのうえで、仕方がない冤罪だったのか、それとも、手抜きや堕落から来た冤罪だったのかは検証されなければならないのだろう。そういうこともするのだろうか。

中国が本当に誇りたる国家であるだろうか、という事を自ら問いかけようとしたこの判決は、とっても勇気の必要だったものだろうが、それを決断した人たちはすごいなという気がする。

おそらく反対した人もいただろうし、何度も考え直したりしたのではないだろうか。圧力もあったかも知れない。

これは確かに遅すぎた正義かもしれない。しかし、来なかったかも知れない未来と比べれば、ずっと価値のある正義だ。

これは映画化決定ではないか?
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