mixiユーザー(id:1277267)

2016年11月08日10:48

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今後の社会をどう変えていけば良いのか

中東、アフリカからの難民流出が止まりません。EUでも混乱が拡大しそうです。IMFから追加緩和を警告された日本も危機的な状況に見えます。世界中の国を危機が襲っているような状態です。

今後の世界はどうなるのか?何が危機の原因なのか?原因は生産量が需要を上回ると不況になる仕組みだと思っています。不況は何度も経験しました。だが今までは海外進出と景気刺激策で市場を拡大することができました。

ところが今の不況は進出した後進国からの逆輸入が原因で商品が余ってきています。飽和状態なのです。世界が限界になったのです。不況が起きる仕組み自体を変えなければ解決できないところにきているのです。

原油はシェール石油の生産で余り始め、価格が大暴落しました。この結果、収入が3割に落ちた産油国から大量の生活難民が出ています。自動車や家電商品も余る状態になっています。世界中がデフレ(安売り)に引き込まれています。どの産業でも商品が売れ残り、仕事が減り、価格も落ちています。

デフレ(安売り競争)の中で企業が生き残るには、従業員や賃金を減らすしかありません。この結果、人間自体の消費も落ち込み、不況を更に深刻にしています。財界はこの危機からの打開策を「量的緩和策」に頼っています。お金を刷り増しして財政(消費)を維持しているのです。

それでも不足するので日本政府は「追加緩和」に踏み切りました。日銀は国債などの購入を口実にお金を刷り増しています。だが国債購入も限界が迫っています。既に財政も金融緩和策も行き詰まりなのです。IMFが「警告」した通り、破綻する気配がでています。破綻への備えが必要なのです。

どんな社会を目指せば良いのか?不況が起きない社会です。不況は生産が消費を上回るために起きます。解決するには消費(必要)に応じた生産量に調整すれば良いのです。市場では最低価格を決め、質の向上によって価格(収入)が増える仕組みに変えれば解決出来ます。この方法は既にJAでは実験ずみです。

不況のもう一つの原因は国民の収入(賃金)を減らす仕組みがあることです。一番の原因は銀行です。企業は銀行からお金を借りて投資しています。この銀行への金利や投資配当などが賃金を減らしています。解決するには銀行を国有にして金利を国の収入にして国民に還元する仕組みにすることが第一です。投資配当や経営者と従業員への配分は産業の将来を考えて、話し合いで決めていくことが必要だと思います。

産業間の不公平は国民が職業移動する中で調整されると思います。生活への不満は現代の生産技術によって、急速に減っていくと展望します。だが、簡単に成功は出来ないと思います。成功させるには多くの国民が、破産したギリシャとアイスランドとの違い、日本の現状との違いを調べて準備をすることだと思っています。

以上はマルクスを読み返して、自分が分析した個人的なモノです。世界は一人一人が構成しており、その一人一人が体験している総合が世界だと思います。私はいろんな体験をしました。だから、いろんな立場の苦労(問題)が分かる気がします。この体験によって、大手マスコミが流す情報の裏側も読める気がしています。


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