【2016年11月18日の8時間労働】
働く者にとっては、家を出てから家に戻るまでが仕事だ。
父ちゃんが仕事に行ったといえば、父ちゃんが家を出たということだ。
父ちゃんが仕事から帰ってきたといえば、父ちゃんが家に戻ってきたということだ。
通勤時間は、勤務時間にはならない。
通勤に片道1時間かかるとすると、往復の通勤時間は2時間になる。
8時間労働といっても、お昼休みは含まれず、9時間拘束が一般的である。
したがって、家を出てから家に帰るまでは最低11時間かかるというのが、一般的な労働者の労働実態である。
せめて、仕事の開始から仕事の終了までの時間が8時間であることを8時間労働とみなすべきである。
「8時間労働」を「実質8時間労働」と解釈すると、
「30分作業して30分休憩すること」を16時間繰り返すことも8時間労働と解釈されかねない。
8時間拘束を8時間労働と解釈すべきだと思う。
仕事の開始から仕事の終了までの時間が8時間であることを8時間労働と定義すべきである。
「休憩時間は労働時間ではない」という考え方は間違っている。
「8時間働くためには休憩も必要なんだ」という考え方が正しい。
いろいろな労働問題が起こる元凶は、「休憩時間は労働時間ではない」という間違った考え方が根底にあるからである。
「8時間働くためには休憩は必要なこと」と考えなければならない。
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